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アブドル・カーン博士が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に核開発技術を漏洩(ろうえい)したと自白したことを受け、北朝鮮とパキスタンの具体的な取引内訳に関心が注がれている。ベールに包まれてきた北朝鮮の核能力も予測できるためだ。
北朝鮮の濃縮ウランを利用した核開発計画に対する疑惑が公式的に提起されたのは2002年10月。
ケリー米国務次官補(東アジア太平洋担当)が平壌(ピョンヤン)を訪問した後、「北朝鮮が濃縮ウランを利用した核開発計画を進めていると吐露した」と主張した。北朝鮮は意思疎通の際の誤解だと切り返した。しかし、カーン博士の「自白」が米国の主張に信憑性を与えることになった。
現在までの報道を総合すると、カーン博士は1991年から2000年まで情報を提供した。同博士は北朝鮮に遠心分離機とその設計図、技術諮問の3つを提供したものと推定される。
遠心分離機は核爆弾に使用するウランを濃縮するのに使う機械。1つ1つ分離された部品が長い船旅を経て持ち込まれたものと思われる。同博士はまた、10数回にわたり北朝鮮科学者と会い、技術も伝授したものとみられる。
その代わりパキスタンは弾道ミサイル技術を北朝鮮から得た。インドの主要都市を標的とするためには、1000キロメートル以上の射程距離を持つ北朝鮮のノドンミサイルが必要だったのだ。
ミサイルの取引は、1994年12月にブットー元首相が北朝鮮を訪れたことをきっかけに始まったというのが専門家らの分析だ。
数カ月後、カーン博士が代表団を率いて平壌を訪れ、続いてカラマト陸軍参謀長(当時)が1997年12月、秘密裏に北朝鮮を訪れた。
1998年4月、パキスタンは中距離ミサイル「ガウリ」の発射実験に成功した。また、米偵察衛星は2001年夏と2002年7月に、平壌近くの空港でパキスタンの貨物機にミサイル部品が積まれるのをとらえている。
全炳根(チョン・ビョングン)記者 bkjeon@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/02/06/20040206000058.html