現在地 HOME > 掲示板 > 戦争47 > 669.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2004年02月05日
イラク:大量破壊兵器問題を誇張発言か 米国防長官
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040205k0000e030021000c.html
【ワシントン中島哲夫】ラムズフェルド米国防長官は4日、上院軍事委員会の公聴会で証言し、イラク戦争開戦から間もない時期に「(大量破壊兵器が)どこにあるか知っている」と明言したことについて、確たる根拠のない一種の誇張発言だったことを事実上認めた。ブッシュ大統領をはじめ政権高官らが断定的に述べていたイラクの同兵器保有に関する発言にも、疑問が強まるのは必至だ。
ラムズフェルド長官は開戦10日後の昨年3月30日、米ABCテレビの番組で、大量破壊兵器が見つからない理由を問われ「どこにあるか我々は知っている。(まだ制圧していない)ティクリートやバグダッド周辺だ」と答えた。
公聴会ではケネディ議員(民主党)がこの発言を追及し、長官は「私は言葉が多い。振り返ってみると言わねば良かったと思うようなことを、時々言うのは確かだ」「疑わしい場所に言及したものだ」などと釈明。「誤りだったかもしれない」とも述べ、言い過ぎだったことを事実上認めた。
長官は一方、今も大量破壊兵器が発見されない理由について、(1)開戦時点で存在していなかったこともあり得るが可能性は低い(2)実在する兵器の全部または一部を他国に移送した(3)イラク国内に分散し、隠した(4)開戦前に破壊したが、一部の材料を残し、短期間に製造できるようにしてあった――などの「説」を列挙。兵器の実物や材料がいずれ発見されることに期待を示した。
長官はさらに、フセイン元大統領が「芝居」をし、ありもしない兵器をあるように装ったか、または部下らが大統領を欺いていたとする「説」もあると指摘した。
[毎日新聞2月5日] ( 2004-02-05-10:50 )