現在地 HOME > 掲示板 > 戦争47 > 608.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
【ワシントン中島哲夫】3日付の米紙ワシントン・ポストによると、パウエル米国務長官は2日、同紙とのインタビューで、イラクに大量破壊兵器がないと知らされていた場合でも軍事侵攻を進言したかという質問に「分からない」「(兵器の)備蓄の不在は政治的計算を変え、質問への答えを変える」と述べた。
大量破壊兵器保有の情報がなければ開戦を支持しなかった可能性を示唆し、この情報への信頼が大きく揺らいだ心境もにじませた発言といえる。
同紙によるとパウエル長官は、イラクで兵器捜索を指揮したものの辞任した米中央情報局(CIA)前特別顧問、デビッド・ケイ氏が1月28日の上院軍事委員会で証言した際の議事録を手に単独会見に応じた。議事録には書き込みや蛍光ペンの印があり、長官は「週末に多くの時間をかけた」と述べた。
パウエル長官は昨年2月5日、国連安保理でイラクの大量破壊兵器保有について報告し、「みなさんに示すのは確固たる情報に基づく事実と結論だ」などと断言しながらフセイン政権の脅威を強調した。
この情報が間違っていたというケイ氏の指摘には反論しないまま、長官はフセイン政権には大量破壊兵器開発の「意思と能力」があったと主張。歴史は最終的にイラク戦争が「正しかったこと」を証明するだろうと釈明もした。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040204k0000m030067000c.html