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<米エネルギー省>過去最大の会計年度予算案 総額243億ドル
【ワシントン和田浩明】米エネルギー省は2日、核兵器の開発や生産、管理を担当する同省国家核安全保障管理局(NNSA)の予算を前年度比4.4%増の90億ドル(約9500億円)とする、総額243億ドル(約2兆5600億円)と過去最大の05会計年度(04年10月〜05年9月)予算案を発表した。
「使える核兵器」とされる地中貫通型核の研究開発には、約2750万ドル(約29億円)と04年度の2.5倍以上を要求。さらに、核弾頭の中枢部分であるプルトニウム製「ピット」の生産や機能確認などにも、前年度比で13.4%増の約3億3600万ドル(約355億円)を求めた。昨年ブッシュ大統領が10年ぶりに研究を解禁した小型核兵器(爆発力5キロトン未満)の研究を含むプログラムにも、900万ドル(約9億5000万円)を要求している。
また、米政府が92年以来停止している核実験の再開が決定された場合の準備期間を、現在の最大36カ月から18カ月にするための予算として3000万ドル(約31億6000万円)も計上した。
地下施設を攻撃する地中貫通型核については、開発目標も明示。06年度中に実用可能性調査や費用分析、生産計画などの策定を終え、議会などの承認が得られれば、09年度中に具体的な設計を決定するとしている。
89年に中止されたピットの生産については、「ロスアラモス国立研究所で年間10〜20個の生産が再開されつつあるが、長期的な核抑止力の維持には不十分」と指摘。19年に「最新型ピット製造施設(MPF)」の稼働を開始させる計画で、今回の予算案で前年比3倍近い2980万ドルを要求している。
さらに、潜水艦発射弾道弾用の核弾頭「W88」(爆発力475キロトン、広島型原爆の30倍超)は、03年度に2個を製造済みで、04年度に6個、05年にも同数を作り、07年度までに22個を確保することを目標にしている。(毎日新聞)
[2月3日12時0分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040203-00001035-mai-bus_all