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(回答先: NHKテレビ 1月31日21:00−21:50 NHKスペシャル 「ドキュメント・エルサレム(前)なぜ紛争が」 投稿者 代理投稿1 日時 2004 年 2 月 01 日 19:45:05)
私の知る限りでは一番詳しい反論は拙訳『偽イスラエル政治神話』の以下の箇所でしょう。
NHKは最悪のデマゴーグです。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-24.html
『偽イスラエル政治神話』(その24)
2章:20世紀の諸神話(その12)
4節:"民なき土地に土地なき民を"の神話(その2)
[中略]
[ユダヤ人を優遇するがアラブ人に不利ではない!?]
[中略]
パレスチナ人の農業人口の存在については、その記憶さえも、抹殺の対象となった。“無人の土地”の神話を信じ込ませるために、アラブ人の町は、家も、塀も、墓地や墓石までも含めて、ことごとく破壊された。イスラエル・シャハク教授は、一九七五年に、地区ごとの綿密なリストを作成して、一九四八年に存在した四七五のアラブ人の町の内、三八五の町が、ブルドーザーで破壊されたことを明らかにした。
《パレスチナは“無人の土地”だったのだと、イスラエル人に信じ込ませるために、何百もの町が、家も、塀も、墓地や墓石までも含めて、ブルドーザーによって、ことごとく破壊された》(前出、イスラエル・シャハク『イスラエル国家の人種主義』)
[中略]
[イスラエル国定教科書の神話とは真反対の事実]
[中略]
一八九一年には、初期のシオニストで、アハド・ハアム[ヘブライ語で「その一つの民族」の意味]のペンネームで『民族の一人』を書いたアシャー・ギンズバーグが、パレスチナを訪れており、つぎのような証言を残してる。
《この国の外側で、われわれが聞き馴れていた話によると、エレツ・イスラエルには現在、ほとんど人が住んでおらず、耕作もされておらず、ここに来て土地を手に入れようと希望する者は誰でも、望むだけの土地を得られるということだった。ところが実際には、そんな土地は、まったくない。この国の果てから果てまで、耕されていない畑を探すのが難しいくらいだ。唯一の耕されていない場所は、砂地か、石ころだらけの山地ぐらいなもので、そこではアラブ人が果物の木を育てるのがやっとのことで、それにも大変に骨の折れる整地や手入れの作業が必要である》(『アハド・ハアム著作全集』)
実際のところ、シオニストの到来以前に、“ベドウィン”(実際には穀物栽培者)は、一年に三万トンの小麦を輸出していた。アラブ人の果樹園の面積は、一九二一年から一九四二年の間に三倍に広がっていた。オレンジその他の柑橘類の果樹は、一九二二年から一九四七の間に七倍に増えており、収穫は、一九二二年から一九三八の間に一〇倍に増大していた。
柑橘類の場合だけを例にして見ると、一九三七年七月にイギリスの植民省が議会に提出した『ピール報告』によると、パレスチナのオレンジ栽培は急速に発展している。それ以後の一〇年間に、世界の冬季収穫のオレンジの消費需要は、三千万籠まで増えると見込まれており、生産および輸出国の状況は、つぎの通りである。
パレスチナ…………………………………………………………………一千五百万籠。
アメリカ…………………………………………………………………………七百万籠。
スペイン…………………………………………………………………………五百万籠。
その他の国(キプロス、エジプト、アルジェリア、その他)……………三百万籠。
(37『ピール報告』)
[後略]