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【札幌】箕輪登元郵政相(79・小樽市在住)は28日、国(代表者は法務大臣)を相手に自衛隊イラク派遣の差し止めを求め、同日午後2時札幌地裁に提訴した。かつての自民党国防族の大物が政府を訴える裁判には、道内の弁護士有志が協力し106人の大弁護団を組織。すでに個人や団体から支援協力を申し出る声も出始める(一部本紙既報)など、国内外から注目される画期的な裁判として今後の展開が注目される。【本紙取材班・鷲頭幹夫 青山晃】
この訴訟は国を相手に、原告の箕輪氏が平和的生存権を侵害されたものとして、イラク特措法と政府の派遣基本計画に基づき自衛隊員及び装備品をイラク国内及び周辺地域に派遣または輸送してはならないとの仮執行宣言を求めるもの。
箕輪氏は同日午後2時に、弁護士らと共に札幌地裁を訪れ、訴状を手渡し受理された。提訴後、札幌市内で開かれた記者会見で箕輪元郵政相は「現職の自衛官から私のもとへ電話が入った。彼らは『日本国のために命をかけようと自衛隊に入った。イラクのためではない』といいました。私も心からその通りだと思う。家族の人たちはとても大変だろうと思います。1日も早く引き返せるように私はこの訴訟を、弁護士先生の力を借りながら全力でやり遂げたい」と声をふり絞るとともに、全国から寄せられている支援の声に対して「ほんとうにありがとうといいたい」と語った。
弁護団の当面の連絡役となる佐藤博文事務局長は、「道内約400人の弁護士の4分の1を上回る106人が、箕輪氏の訴えに心を動かされ、ボランティアで参加の意思を表明してきた。この論戦を通じて政権の過ちを正し、誤った道を引き返す黄金の橋を架けたい」と裁判に挑む決意を示した。
今回の訴訟に臨み、同弁護団ではインターネットホームページを提訴と同時に開設。訴訟の経過や進行状況、裁判の意義などを逐一報告し、全国に支援のネットワーク作りを広げたい考えだ。25日にはすでに紋別市にも箕輪訴訟を支援するための市民ネットワークが発足。前レバノン特命大使の天木直人さん(大阪府)も協力を申し出ている。
◇訴訟に関するホームページのアドレス
◇訴訟遂行費用への募金支援窓口
北洋銀行札幌西支店(普通)4283990
イラク派兵差止北海道訴訟弁護団 弁護士 佐藤博文
◇弁護団の暫定連絡先は次の通り
〒060−0042 札幌市中央区大通西12丁目 北海道合同法律事務所
弁護士 佐藤博文
電話 011・231・1888
FAX011・231・1785
#(ベタで)外国通信社も訴訟に注目
【札幌】28日、札幌市で開かれたイラク派遣差し止め訴訟に関する記者会見場には、海外通信社の記者も同席した。記者の一人は、「戦後初めて自衛隊が海外に派遣されるということは、われわれ通信社にとっても大きなこと、それに反対する国内の動きとして興味を持っている」と語った。
(2004.01.29)
http://www.26cluster.ne.jp/news/news_s.asp?id=2004012902