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【イスラマバード西尾英之】アフガニスタン駐留米軍によると29日午後、アフガン南東部ガズニ州にある武器庫で大きな爆発が起き、付近で作業中の米兵7人が死亡、1人が行方不明となった。米軍報道官は「爆発の原因はわかっていない」と語り、爆発が事故なのか反米勢力による攻撃かは不明だ。
AP通信などによると、29日爆発が起きたのはカブール南西に約160キロの州都ガズニ近郊。米兵3人とアフガン人通訳1人が負傷し、カブール近郊の米軍基地へ搬送されて治療を受けている。
武器庫がどの勢力のものかは不明だが、アフガン国内には80年代のソ連との戦争時に米国の後押しを受けたイスラム武装勢力が建設した武器庫が多数ある。タリバンなどが今も使用している例も多く、米軍やアフガン政府軍は日常的にこれらの武器庫を摘発、破壊する作業を続けている。
アフガンの首都カブールでは27日と28日、自爆テロが相次ぎカナダ兵と英兵が死亡。イスラム武装勢力タリバンが犯行を認め、さらに自爆攻撃を激化させると予告している。ガズニ州はカブールから南部の主要都市カンダハルへ向かう幹線道路沿いにあり、タリバンの活動が最も活発な地域の一つ。
[毎日新聞1月30日] ( 2004-01-30-10:09 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040130k0000e030005001c.html