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2004.02.15
Web posted at: 20:57 JST
- AP
ティクリート(AP) 24時間利用できるエアコンの効いたスポーツジム、屋内プールにゴルフ練習場。充実した設備とぜいたくな内装は、まるで欧米の一流リゾートのようだ。だがここは、イラクのフセイン元大統領が、出身地のティクリートに建てた宮殿。滞在するのは、米陸軍第4歩兵師団の兵士たちだ。
米軍はチグリス川のほとりにそびえる宮殿を改装し、「アイアンホース前線作戦基地」と名付けた。周辺は、米軍への攻撃が多発する「スンニ派三角地帯」。上空をヘリコプターや戦闘機が飛び交い、夜になると迫撃砲やロケット弾が撃ち込まれる危険な場所だ。だが宮殿の中に一歩入ると、そこは別世界。大理石やステンドグラスで飾られた室内には、3500人の兵士らがゆっくりくつろげるようにと、バーやインターネット喫茶、400人収容のシネマなど、至れり尽くせりの娯楽施設が用意されている。
兵士らは任務の合間に川沿いのゴルフ練習場で汗を流し、庭の人工池で釣りを楽しむ。大音量のロック音楽が流れる最新式のジムは、夜遅くまで満員だ。風呂上がりには、景色を楽しみながらイラク人マッサージ師のサービスも受けられる。「宮殿で暮らせるなんて一生に一度のこと」「国へ帰ったような気分になれる」と、兵士らの評判も上々だ。イラクに駐留する多くの米部隊は質素なテントに寝泊まりしているが、同基地はそうした兵士らが休暇を過ごす保養施設にもなっているという。
同基地の部隊は今月末に1年間の任期を終え、ドイツに駐留している第1歩兵師団と交代する。6月末には米英軍からイラクへの主権移譲が予定されているが、米当局はその後も一部の部隊をイラクにとどめる意向とされる。豪華な基地の設備からすると、米軍は少なくとも数年間にわたっての使用を想定しているのではないかとの見方もある。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200402150013.html