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米連邦捜査局(FBI)は一九八五年十一月、当時メリーランド州にある米海軍情報部に勤務していた情報分析官ジョナサン・ポラード(当時三十一歳)と妻のアン(同二十五歳)をスパイ容疑で逮捕した。ポラードはそれまで一年半にわたって職場から持ち出した米偵察衛星による写真など段ボール箱数十箱分の機密文書をイスラエル政府に渡していた。
ポラードはユダヤ系米国人。スタンフォード大学を卒業後、海軍に入った。シオニズムに共鳴し、大学時代、イスラエルに行き、キブツ(共同農場)で暮らしたこともある。動機にイスラエルへの強い共感があったことは 確かだったが、スパイ行為の見返りにイスラエル側から二十万ドルを十年 間にわたって受け取ることのほか毎月二千五百ドルの手当を受けていた。
二人はFBIに追われていることに気づき、ある日、一匹の飼い猫とともに ワシントンのイスラエル大使館に車で逃げ込んだ。機密情報を詰め込んだ スーツケース二つを持参していた。イスラエル政府に求めた政治亡命は認 められず、身柄は米捜査当局に引き渡された。
イスラエル政府はただちに謝罪声明を発表し、入手した機密文書をすべ て返却することを約束した。しかし、同盟国である米国をスパイしたのはイ スラエル政府の一部の「rogue operation」(ならず者たちの無謀な作戦)であり、政府は関与していない、との立場を取った。
http://www3.asahi.com/opendoors/span/syukan/briefing/backnumber/400/437.html
船橋洋一氏は上の記事でイスラエルの核開発を暴いたセイモア・ハーシュを持ち出しながら、次のように述べている。
「ポラードが何を盗んだのかは、米国にとってもイスラエルにとっても、いまもなお最高の国家機密である。」
ロスアラモスから盗んでアメリカがぴりぴりする情報は何だと言うのだろう。衛星云々を持ち出しているが、UFO情報も、その衛星情報も当っているとは思えない。
不明なのは船橋氏の実態の方である。
盗んだ情報は核兵器関連情報だろう。
そして船橋氏が触れていない点ではポラードと中国とのリンクもある。
アンは機密情報を中国に渡そうとしていた。ポラードは終身刑、アンは5年の懲役で終わった。
Anne Pollard apparently intended to sell classified documents on US analysis of Chinese intelligence operations to the Peoples Republic of China. On 4 March 1987, Jonathan Pollard was sentenced to life imprisonment for espionage, and Anne Pollard received a five-year sentence under a plea-bargain agreement.
http://www.nacic.gov/pubs/misc/screen_backgrounds/spy_bios/jonathan_pollard_bio.html
ポラードとパールはJINSAでつながる。
パールは同時に「ユダヤ国家安全保障研究所」のメンバーでもある。この研究所はジョナサン・ポラードと関係を持っており、ポラードはイスラエル・スパイ容疑でアメリカで終身刑に服役している。ポラードはソ連に関するアメリカ機密をイスラエルに流したとされており、それによってソ連圏でアメリカ官僚が数名死亡したのである。パール自身、イスラエルに機密を流した容疑で取り調べを受けた経験を持っている。
http://www.idaten.to/meikyu/a012.html
これはまさに現在世界で起きている闇の一端を示すことなのである。
先日、アメリカはWMDで既にデッドなリビアと中国の線を示したが、ブッシュは同日こんなことを言っている。
Bush raises spectre of ballistic missile attack
http://www.abc.net.au/news/newsitems/s1045360.htm
マレーシアがカーン・リンクを否定した翌日だった。
No nukes here, says Malaysia
February 14, 2004
http://www.smh.com.au/articles/2004/02/13/1076548227273.html
効果を期待すると時に見え見えになってしまうこともあるという好例ではないだろうか。
ところで話をポラードに戻せば次なども興味深いところだ。
He reportedly has been incarcerated longer than any other American ever convicted of spying for a U.S. ally.
When Pollard was first arrested in 1985, Israel tried to distance itself from the affair.
From the time that Yitzhak Rabin took office in 1992, all Israeli prime ministers have appealed to U.S. administrations to grant Pollard clemency, but to no avail.
Pollard was granted Israeli citizenship in 1996, a move he hoped would bolster his chances for release.
Two years later, the Netanyahu government officially recognized Pollard as an Israeli agent and accepted full responsibility for him and his actions.
http://www.jewishsf.com/bk011130/i02.shtml
船橋洋一氏の記事の日付は1998年11月13日。船橋氏はイスラエルが早速ポラードとの関係を否定したことを述べているが、96年にネタニヤフが市民権を供与し、船橋氏が記事を記した98年にネタニヤフは公式に彼がエージェントであることを認め、彼の全責任を取ることを受け入れていることはすっぽり抜かしている。
上の記事はシャロンがポラード釈放のために200万ドル金を払った疑惑の報道だ。
そしてイスラエルは中国の2番目の軍事産業サプライヤーである。
MDセールスで踊るのはどこで、どこが儲けるかは言うまでもあるまい。
パキスタンに兵器を提供しているカーライルグループ、BAEは一切の批判を受けていない。
U.S. Arms Sales to Israel End Up In China, Iraq
http://www.commondreams.org/views02/0509-07.htm
Perhaps the most troubling of all is the Israeli/Chinese arms relationship. Israel is China's second largest supplier of arms. Coincidentally, the newest addition to the Chinese air force, the F-10 multi-role fighter, is an almost identical version of the Lavi (Lion). The Lavi was a joint Israeli-American design based upon the F-16 for manufacture in Israel, but financed mostly with American aid. Plagued by cost overruns, it was canceled in 1987, but not before the U.S. spent $1.5 billion on the project.
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