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「イラク主権移譲後も米軍は駐留継続」 ブレマー代表 2004.02.16
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200402160006.html
(CNN) 米英のイラク暫定占領当局(CPA)のブレマー代表は15日、CNNのインタビューに答え、6月30日に予定されるイラク人への主権移譲までに「イラク治安当局の準備は間に合わない」と述べ、米軍の駐留を継続する方針を示した。
ブレマー代表は、主権移譲を円滑に進めるために最大限の努力をすると表明する一方で、「イラクは今後も、治安の悪化を招く危険がある。6月末の主権移譲後も、彼ら自身が治安を維持できるようになるまで、外部からの助けを必要とするだろう」と述べ、米軍などの駐留を継続する見通しを示した。
同代表は、ファルージャの警察署襲撃などを例に挙げ、「旧フセイン体制につながる人間たちがおそらく外国人テロリストの協力を得て行ったものだ」と指摘。「イラク治安当局の準備は7月1日には間に合わない。主権移譲後も国際的なプレゼンスが必要だ」と述べ、「米国が責任を放棄することはない」と強調した。
また、主権移譲前に直接選挙を実施する可能性について、同代表は「十分な時間がないという共通認識がある」と述べ、明言は避けたものの、これまでと同じく否定的な見方を示した。