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(回答先: イラクでの直接選挙、主権移譲前の実施あり得ない=国連報道官【ロイター】 投稿者 Sちゃん 日時 2004 年 2 月 14 日 02:31:36)
【バグダッド藤原章生】イラク統治評議会(議員25人)の一人、タラバニ・クルド愛国同盟(PUK)議長の政治顧問、アリ・イハサン氏は13日、毎日新聞と会見し「70年以上もまともな選挙をしてこなかったイラクにはまだ時間が必要だ」と、イスラム教シーア派が求める早期の直接選挙に反発する愛国同盟の姿勢を明確にした。
イラクでは英国占領下(1920〜32年)に総選挙を経験しているが、イハサン氏は「その後民主的といえる選挙は一切行われず、数カ月内の選挙などとても無理」と言い切る。「国勢調査もなされず有権者登録も簡単には進まない。海外のイラク人をどう扱うかも議論されておらず、シーア派のシスタニ師の要求には無理がある」という。
愛国同盟など親米派のクルド人組織は旧政権下でイラク北部を実効支配しており、「反フセインの砦(とりで)」のような役割を担ってきた。このため、国外にいた旧反体制派を中心に人選された評議会はよく「クルド寄り」と批判される。その影響からか、2月末を期限とする、新憲法の土台となるイラク基本法の草案も、クルド地域政府の樹立やその境界画定を68年以前に戻すなどクルドの意向が強く反映されている。
イハサン氏は草案について「おおむね支持できる内容」と述べ、総選挙日程を暫定政権樹立後の「05年末まで」と明記している点にも「それくらいの冷却期間は必要だ」と語った。「政権が崩壊し憲法を失った国が1年ほどで民主的な選挙に成功した例など聞いたことがない。2年ほどの暫定期間は必要だ」と訴えた。
人口の6割を占めるシーア派については「シーア派にはさまざまな考えの人がおり、誰もが一人の宗教指導者に従うわけではない」と大きな国内対立には発展しないとの見方を示した。
[毎日新聞2月14日] ( 2004-02-14-11:29 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040214k0000e030013002c.html