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ボランティアでイラクに入った埼玉県の薬剤師の男性(25)が1月末、自衛隊が重武装で派遣されたことに反対するビラをサマワで配り、「治安を乱す」という理由でオランダ軍に連行され、事情聴取されたことが分かった。男性は無事で、既に帰国した。外務省は事実関係を認めたうえで、「自衛隊派遣後、サマワで日本人が一時的にせよ身柄を拘束されたのは聞いたことがない」と話している。
男性は、バグダッドで病気の子供や小学校にクッキーや色鉛筆、画用紙などを贈った人道支援団体の一員として、1月5日に入国。同月中旬からは1人でサマワに入り、自衛隊の重武装に反対するビラをアラビア語や英語で作成。約3000枚を学校や病院、商店街で配布したという。
男性によると、連行されたのは1月29日午後7時半(現地時間)ごろ。宿泊先のホテルにオランダ軍兵士4人が突然現れ、米英占領当局(CPA)施設に連行された。オランダ軍からは「なぜビラを配るのか」「どこの団体に所属しているのか」などと聴かれたという。男性はこれ以上ビラを配らないことを条件に、約3時間後に釈放された。
男性は「自衛隊派遣には反対しないが、重武装は将来の本当の派兵につながり、平和憲法が危うくなる」とビラを配った理由を語り、「テロが続発して占領当局が敏感になっているのは分かるが、意思表明の自由が奪われるのは納得できない」と話している。【青木英一】(毎日新聞)
[2月13日3時7分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040213-00000137-mai-soci