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水曜特集 開放か閉鎖か、謎の国を追跡
『北朝鮮フォーカス』
第179回
▼6カ国協議、難航の可能性も
パキスタンの「核開発の父」と呼ばれるアブドル・カディル・カーン博士が政治当局の調べに対し、「イラン、リビア、北朝鮮にウラン濃縮技術を供与した」と供述したことを受け、北朝鮮核問題をめぐる次回6カ国協議は難航すると米国の専門家らはみている。
米政策研究所のアサフ・首席選任研究委員は8日、自由アジア放送(RFA)とのインタビューで「カーン博士の告白で、北朝鮮がこれまで否認してきたウラン濃縮計画が6カ国協議の主要懸案になり、米朝間の交渉がさらに難しくなる」との見方を示した。アサフ研究委員はまた、「ウラン濃縮計画について追及してきた米国は交渉で優位な位置に立つことになったが、北朝鮮側は最後までこれを認めないだろう」とも予測している。
ジョージタウン大学のビクター教授も「核関連技術を供与した側が認めたため、北朝鮮がウラン濃縮計画を推進しているのは疑う余地のない事実。しかし北朝鮮は、今回の協議でも核問題全体ではなく、プルトニウムによる核開発だけを対象に交渉する立場を崩さないのではないか」と語る。
しかし、米社会科学院のレオン博士は「北朝鮮のウラン濃縮計画はすでに問題視されていたもの」とし、ほかの専門家とは異なり、カーン博士の発言が協議の妨げにはならないとみている。
一方、黄長ヨプ(火に華)・元北朝鮮労働党書記は8日、北朝鮮の濃縮ウランを利用した核兵器開発問題に関連し、「全秉浩・軍需工業担当書記が1996年にパキスタンで協定を結び、開始された」と明らかにした。
黄氏によると、全書記は当時、国際担当書記だった自分に対し、「ロシアなどから(核兵器製造に使える)プルトニウムを買うことはできないか。核爆弾をもう少し作っておきたい」と述べた。さらに全書記は、パキスタンからの帰国後には「もうプルトニウムは必要ない。ウラン235で(核兵器を)作れるようになった」と話したという。
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▼(金剛百景)自然災害に最も弱い国
北朝鮮は、自然災害で死亡した人の割合が世界で最も高いことが、国連開発計画(UNDP)の調査で分かった。
UNDPによると、1980年から2000年の間に地震、火山噴火、台風などの自然災害で死亡した人は全世界で150万人。1日平均で184人が犠牲になっている計算だ。国家別に見ると、同期間の北朝鮮の死亡者は1万2,888人で、エチオピア(1万4,330人)に次いで2番目に多かった。続いて、バングラデシュ、スーダン、モザンビーク、インドなども人命被害が大きかった。
しかし北朝鮮は、人口100万人当たりの年間死亡率では605人とトップで、2位のモザンビーク(328人)を大幅に上回った。3位以下はアルメニア、スーダン、エチオピアの順だった。
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▼短信
将軍様の誕生日
2月16日は金正日総書記の62歳の誕生日。各地では祝賀行事が続々と行われている。
「2・16芸術賞個人競演」は、全国から選ばれた60人の芸術家が声楽・バイオリン・チェロなど5部門で日ごろ磨いた技量を競うもの。「金正日花展示会」は金総書記を象徴する花約2,000点が出品されるものだ。
このほかにも行事は▼団体別「忠誠の誓い」集会▼公演・映画上映など文化行事▼金総書記の「偉大性」をテーマにした討論会――など多彩だ。
北も「マイドゥーム」被害?
北朝鮮の平壌放送は6日、世界的に猛威を振るうコンピューターウイルス「マイドゥーム」について、初めて報道した。
平壌放送は、「『マイドゥーム』は世界中に被害を与えており、特に米国では大混乱が起こっている」と伝えた。ただ、ウイルス感染についての注意や予防策などには言及しなかったという。
世界文化遺産は学術向け
北朝鮮が、今後10年以内に、開城市の遺跡や金剛山などを世界文化遺産に登録する計画を進めている。
特に、高句麗の遺跡保存を目的とした文化遺産登録に力を入れているが、「歴史の専門家だけに公開し、観光収益などは考えてもいない」とのことだ。