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(回答先: 韓国国会、イラク追加派兵同意案可決 米英に次ぐ規模に [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 13 日 18:47:48)
今月9日、一度延期されたイラク追加派兵案が13日午後3時20分、国会の本会議を通過した。米国の派兵要請を受けてから、まる1年近く難航を経てのことだった。
国会議員59名が欠席した中、賛成155票、反対と棄権がそれぞれ50票と7票という採決結果は、派兵という合意に到達するまでの過程がどれほど険しかったかを物語る。
派兵案の通過は中東地域で韓国の国力が直接的に評価される契機になる見通しだ。従って、イラクに派遣される「イラク平和・再建支援部隊」の国家的比重は決して軽くはない。兵力3600余名の一挙手一投足は、今後アラブ人が韓国を評価する“ものさし”になるだろう。
1960年代と1970年代、ベトナム派兵で東南アジアにおける韓国のイメージが高まったように、今回の派兵はアラブ世界で韓国にそのような機会を提供していると言える。
政府は今回の派兵を契機にエジプトなどイラク周辺国に外交・国防長官などを派遣し理解と協力を求める方針だ。このことは、それ程現地に向かう韓国軍の活動の幅がそう広くないことを意味する。
不安な治安の下、ともすれば戦闘より難しい平和定着事業で、この先韓国の部隊がどのような活躍を見せるか注目される正念場だ。
今回の派兵は中東よりは韓半島により大きな波紋を投げ掛ける可能性がある。一歩間違えれば、派兵はするものの、韓米関係においては“裸一貫”になる最悪の状況も決して排除することはできない。
今回の派兵過程はどれひとつとっても成熟した姿ではなかった。国益と韓米関係という現実と実質よりは「反戦」と「自主」という理想または虚像が政策判断の過程で優位を占めたりもした。
そのため派兵時期も、軍隊でない自衛隊のみを持つ日本より遅れた。今月7日に、「われわれを望まない非友好的な場所にわれわれの軍隊を駐留させることはできない」とした米国のラムズフェルド国防長官の発言は、今も記憶に新しい。
派兵案が国会を通過した同日午後、国防部2階の会議室では、在韓米軍の龍山(ヨンサン)基地移転をめぐる交渉が行われていた。
漢江(ハンガン)以北の米軍兵力が漢江以南の平澤(ピョンテク)付近へと60キロメートル余南下することで、韓国に回ってくる支給費用は40億ドルと心理的不安感だ。
これだけではない。「民族共助」という心理戦で韓米間、また、対南葛藤を煽る北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)政権との北朝鮮核問題の解決に向けた6カ国協議や軍事会談などが列をなして待機中だ。
このような安保現実において、国防部の解釈通り、今回の派兵で「強化された韓米同盟」が果たして効果を発揮できるだろうか。
李鐘?(イ・ジョンソク)事務総長はヨルリン・ウリ党の国会議員などに派兵案の国会通過の協力を求めながら、「韓米間の龍山基地移転が13日開かれるので、その以前に処理して欲しい」と哀願した。
“自主派”と呼ばれる李事務次長も米国の交渉代表団が訪韓する前に、イラク問題で米国とコードを合わせているという印象を米国側に与えたかったようだ。
しかし、不幸にも国会通過は以前の交渉では合意できなかった。もちろん、交渉が終わる14日前に通過したのが幸いと言えば幸いだ。
事実、今回の派兵案は誰もが満足する案ではない。国防部は規模が小さすぎる上、時期が遅れて、反対派は「名分のない戦争に派兵する」と不満を漏らしている。
それでも派兵案は通過したのだから、少なくとも、現地に派遣される韓国の将兵のためにも、国力を集めるべきだという指摘だ。
具聖宰(ク・ソンジェ)記者sjkoo@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/02/13/20040213000059.html