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(回答先: 自衛隊員と家族に告ぐ!即刻反乱を起こせ!さもなくば子供を作れなくなるぞ! 投稿者 木村愛二 日時 2004 年 2 月 12 日 13:29:12)
http://www.risq.org/modules.php?name=News&file=article&sid=282
DU Contamination in Iraq: Dutch troops refuse to remove radioactive debris
RISQ News, 12 February 2004
Author: M.H.J. van den Berg
Residents of As Samawah in Southern Iraq are unduly exposed to radioactive debris as Dutch troops stationed in the area refuse to remove remnants of war contaminated with depleted uranium (DU).
This the principle finding of a report obtained by RISQ from Mamoru Toyoda, a Japanese researcher and journalist who has been investigating DU-contamination in Iraq, and who visited the town of As Samawah last month. Equipped with a Geiger counter, Mr Toyoda measured radiation levels 300 times higher than normal in town, at the site of an abandoned anti-aircraft artillery stand.
Responding in detail to questions raised by RISQ, Mr Toyoda says the traces he found on the guns render it more than likely that the radiation was due to the impact of depleted uranium ordnance. According to local residents, the area was a military target twice in 1991 and 2003, when it came under heavy fire from US aircraft.
Immediately after "the war of the invasion", as residents called it, US military cleared the area, picking up unexploded ordnance and other debris. However, they refused to remove the artillery pieces without any explanation. Later, when residents asked Dutch troops, stationed in the area since August last year, to remove the artillery, they too refused to do so.
To date, the site has not been fenced off or marked by warning signs. In fact, as Mr Toyoda conveyed to RISQ, "he was horrified to find that many children were playing near and around the abandoned guns".
Mr Toyoda's finding comes shortly after Dutch troops found a depleted uranium shell in the area of the kind commonly used by the US Airforce against lightly armoured targets. Both findings suggest that there may be more areas contaminated with depleted uranium in As Samawah. However, since the US government has so far been unwilling to disclose any information on DU-firing locations, the question remains as to where exactly such sites are located.
Of course, the lack of reliable information bears, before all, on concerns about the health and safety of the local population but it also implicates Dutch troops and the newly arriving Japanese units. The main problem is that the troops only know of areas contaminated more than ten years ago, during the Gulf War in 1991. About areas that have been contaminated recently, they have received no information.
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http://www.nodu-hiroshima.org/siryou13.htm
NO DU ヒロシマ・プロジェクト メーリングリストより転載
ウラン238の放射線について
MLの皆さん、川合葉子です。
先日の参議院予算委員会での、福島瑞穂議員の質問をたまたま見ていました。その時はよくわからなかったのですが、吉田正弘さんが議事録を紹介してくださったので、内容がよくわかりました。吉田さん、ありがとうございました。
結論から言うと、ウラン238からガンマ線が出ています。ビデオ『“悪の枢軸”とは誰のことか』やその後のニュースで紹介されている映像で、線量計で測定しているのは、すべてガンマ線だと思います。私が最初に驚いたのは1991年に破壊された戦車から、10年余りも経って、予想以上の線量が検出されている映像を見たことで、そのことで使用された劣化ウランが大量だったということを納得しました。
ウラン238が放出する放射線については、日本評論社の『劣化ウラン弾・湾岸戦争で何が行われたか』をお持ちの方は、その中のL. A.ディーツの論文『劣化ウランの散乱と湾岸戦争帰還兵等の汚染』(pp.176-195)が信頼できる文献です。
ウラン238がアルファ崩壊することはよく知られていますが、この崩壊でもわずかのガンマ線が出ます。そしてトリウム234になり、次にプロトアクチニウム234に、次いでウラン234にと変化していきます。それぞれが放射性物質で、トリウム234とプロトアクチニウム234はそれぞれにベータ崩壊といって、ベータ線とガンマ線を放出します。ウラン234から後は順次にアルファ崩壊を重ねて最後に鉛になって、安定します。このような崩壊連鎖をウラン崩壊系列と呼んでいます。
ウラン238の放射線としては、最初の3つの物質の放射線が重要で、トリウム234とプロトアクチニウム234の半減期は割合短いのですが、ウラン238の半減期があまりにも長いので、ということは、ウラン238が崩壊するのがとてもゆっくりなので、系列に含まれる物質の半減期がウラン238の半減期と同じになります。そういう状態を永続平衡(あるいは放射平衡)と呼んでいます。
ディーツは劣化ウラン貫通体などの製造後、ほぼ6ヶ月で永続平衡に達すると書いています。その期間は崩壊が頻繁に起こっているわけで、「劣化ウラン貫通体または戦車用劣化ウラン装甲の製造後、あるいは劣化ウラン破片が人の体内に入った後の6ヶ月間は、劣化ウランからベータ線とガンマ線が常に出て、相当量の被爆が生じる。」「たった1mgの劣化ウランで、1年間に10億個以上のアルファ粒子とベータ粒子およびガンマ線を発生させる。」とも述べています。
これらの放射線の中でも、プロトアクチニウム234から出る高エネルギーのガンマ線が、貫通力が強いので、体内被曝の際にも要注意だと指摘しています。ディーツは、劣化ウランを含むエアロゾルが長距離に達することも、長期間空中に滞留することも指摘しています。また高エネルギーのガンマ線が体内の組織をどう損傷するかというメカニズムについても述べています。私たちにとっては必見の論文ですね。
そして森瀧さんたちの調査の際に計測されたのも、主として、このプロトアクチニウムからのガンマ線だと推測できます。野外でアルファ線やベータ線が線量系に届くとは考えられません。
『ヒロシマ・アピール』の23ページに掲載されている星 正治・田中憲一のお二人の「劣化ウラン弾がバグダッド地域で使用されたことの証明」でも、ウラン235とウラン238の存在比率を求めるときに、ウラン238とプロトアクチニウムが放射平衡に達していると判断して、プロトアクチニウムの2種類のガンマ線のピーク値での測定をしておられます。この判断もその後の測定からの評価も、私には納得のいくものでした。このページがあることで、『ヒロシマ・アピール』の主張は、科学的裏付けを得ることが出来たのだと思います。
以上、ちょっと長い説明になりましたが、ぜひともMLの皆さんには理解していただきたいのです。そして福島瑞穂議員にもお伝えいただきたいのです。劣化ウランについて質問してくださったことに感謝していますし、正確な情報を提供するのが私たちの義務だと思うからです。
福島議員の質問に戻れば、自衛隊が線量計を携行したことは、劣化ウラン汚染地帯に行くことを政府が認めたことになり、自衛隊員にそういう教育を行ったことを意味していると思えば、悪いことではないと私は思います。しかしながら、石破長官が劣化ウランの危険性を理解していないことは明らかですから、参考にしたというUNEPのファクトシートと、「国内でも広く使われている」という使用の実態の一覧表を国会に提出させてもらいたいなと思います。本当かどうかと私は疑っています。そしてウラン兵器の危険性について、科学者と相談しながら、これからもしっかりと追及していただきたいと思っています。
今イラクに行っている自衛隊員は誰も殺さず、誰も殺されずに、一日も早く無事に帰国してほしいと私も心から思っています。そしてこれ以上一人も行かないでほしいと思っています。
念のためですが、外傷からでも体内被曝は起こりえます。調査に行かれる方はくれぐれもお気をつけ下さい。
以上の説明で、劣化ウラン兵器が、核(分裂)兵器と違って、放射線兵器と呼ばれる理由も納得していただけると、私はうれしいです。