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山本史郎さんからの「MLメッセージ」です。
●King Day Marked With Protests Against War
キング・デーは戦争への抗議で盛会 (英字報道)
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20040120/ap_on_re_us/king_day&cid=519&ncid=1607
"We have to be concerned not just about us. We have to be
concerned about all our brothers and sisters throughout our nation
and world," King's son Martin Luther King III said.
"How many Iraqi children have been killed? When will the war end?
We all have to be concerned about terrorism, but you will never end
terrorism by terrorizing others."
●イラク戦争批判相次ぐ 全米各地で故キング牧師記念集会
CNN 日本版 1月20日
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200401200006.html
同牧師の息子マーティン・ルーサー・キング3世氏は「我々自身のことだけでなく、わが国や世界の兄弟姉妹に思いを馳せねばならない。イラク人の子どもたちがどのぐらい殺されたのか。戦争はいつ終わる
のか。他者を脅かすことによってテロリズムを終わらせることはできない」と述べ、イラク戦争を批判した。ミシガン、ワシントン、フィラデルフィア、フロリダなど全米各地でもさまざまな集会が開かれた。
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☆★ 占領本部への爆弾攻撃が示したこと
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サダム拘束はレジスタンスの弱体化にほとんど効果なかった
インディペンデント(英) 1月19日 バグダッド発
http://news.independent.co.uk/world/middle_east/story.jsp?story=482565
昨日のバグダッドにおいて、厳重に警護されたアメリカ主導の占領本部入り口で爆発した小型トラック積載の自殺爆弾は、先月のサダム・フセイン拘束がイラクでの武力衝突の頻度にいかに小さな影響しか与えなかったかを示した。
それはまた、国連事務王朝コフィ・アナンに向けて、国連がイラクに復帰するのは安全ではないという明白なメッセージを送るものだった。アナンはイラクにおけるアメリカ文民行政官のトップであるブレマーおよびアメリカが選出したイラク統治評議会メンバーらと、将来におけるイラクでの国連の役割を協議するために会談している。
今度ばかりは、爆発についての「バグダッドの中心を揺るがす」というジャーナリスティックな決まり文句は真実だった。爆発の鈍い咆哮音は18日午前8時、街中に反響した。1マイル離れたインディペンデントの事務所ではドアと窓の枠組みが震えた。
今回の自殺爆弾は過去6ヶ月の多くの攻撃に典型的なものだった。それは主にアメリカ人のために働くイラク人に向けられたもので(この場合は悲惨なことにツケは労働者が払わされる)、防弾着に守られて砂袋の背後に身を潜める多くのアメリカ軍兵士は殺害されるとは思えなかった。これは8月7日にヨルダン大使館傍で自動車が爆発し、二人の子どもを含む19人の住民が殺されて以降のパターンとなっている。爆発の標的はひじょうに異なっていても、任務として自爆者を送りこむ目的は明らかにアメリカをイラク内外で孤立させることである。
8月19日には、キャナル・ホテルに置かれた国連現地本部の脇でトラックが爆発し、国連使節のデメロ代表ほか22人の人々を殺害した。赤十字とイタリア軍同様に、イラクの警察署は頻繁に攻撃目標にされてきた。全部ではないが、ほとんどの攻撃はバグダッドで発生している。
イラク人はしばしば、自爆者は外国人に違いない、なぜならこうした自己犠牲はイラク人の伝統にはないからだ、と口にする。これは完全には真実と言えない。好戦的なイスラム教徒がイラクで増えてきているからだ。
自爆者の多くが国外からやってきたという事実はありそうだが、しかし彼らを支持する基盤が明らかにイラク人のなかにあるのだ。イラク人以外のアラブ人は、親族や部族あるいは地域的な結合によって住民が結びついているイラク人社会では、敏感な親指のように突出してしまうだろう。
ここ10日間の合同占領軍にとって、悪いニュースは昨日の爆発だけでは収まらなかった。イラクは鎮定されてはないのだ。サダム拘束のあらゆる宣伝をもってしても、軍の置かれた立場は改善されず、政治情勢は悪化をたどっているのである。
17日、タジの路上での大きな爆発は米軍のブラッドリー戦闘車両をバラバラにし、3人のアメリカ兵を殺害して3月20日の開戦以降に事故と敵からの攻撃で死んだ米軍の死亡総数を500人にした。これは不吉な前兆であるかもしれない。イラク駐留米軍は道路を制約されている。もしレバノンのヒズボラとか北アイルランドのIRAのようなゲリラ組織が、今まで使われた小型の爆破装置と比較して大型の爆弾を使い始めるようになったら、米軍の犠牲は増えるだろう。自爆者たちはイラクにいるアメリカの同盟者に狙いを絞っているが、もし彼らが標的を米軍の車列に転換するなら、米軍は深刻な損失を被ることになる。
ゲリラ戦はまだ主にスンニ派イスラム教徒の居住地域に限定されている。しかし崇拝され影響力の強いシーア派のシスタニ師は大かたの人々が予測したよりも強硬な政治姿勢を示している。イラク人口の60%を占めるシーア派教徒の忍耐は限界に達しつつあるのだ。
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☆★ 国連とブレマー、統治評議会が会談
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国連が表明、「イラクの選挙環境を調べる」
BBC(英) 1月19日
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/3411345.stm
信頼可能な選挙を政権移譲前に実行するのが可能かどうか、調査するために国連はイラクに調査団を派遣する検討を始めている。ニューヨークでイラクの臨時指導部との会談をおこなったあと、アナン国連事務総長は国連がイラクで「果たすべき役割」を持っていると語った。アメリカは爆弾事件発生で撤収した国連職員をイラクに復帰させるように求めた。
バグダッドではこれより前に、数万人のシーア派教徒が政府承認にむけた連合軍の計画に反対してデモをおこなった。
・アドバイス; アナン氏はアメリカの文民行政官ブレマーとイラク統治評議会メンバーからの要請を検討中だと述べた。それは5月までに直接選挙実施の可能性を調べる国連チームをイラクに派遣するよう求められているものだ。アナン氏は報道陣に、「現地でアドバスを提供するためにイラクに派遣団を送る可能性に目を向けている」と語った。
アメリカの計画のもとでは、アメリカ側によって作られた地域組織が5月末までに暫定議会を選出することになっている。しかし、イラクで多数派であるシーア派は、ここ数日、直接選挙を要求して大規模な抗議をおこなってきた。アナン氏はどちらの計画も「改善される余地がある」と語った。
国連のイラク復帰はいずれにしても段階的なものとなると事務総長は説明したけれども、ブレマー氏はイラクの臨時指導部が国連に期待しているのは「イラクで役割を果たすために復帰する」ことであり、「われわれも直ちにそうすることを期待している」と主張した。
昨年8月、バグダッドの国連事務所に爆弾攻撃があり、デメロ代表を含む23人が死亡したあと、アナン氏はすべての国連職員を撤収したままだ。
・大集会とデモ; 19日の抗議は首都バグダッドで何万人ものイラク人がデモに参加し、多くの者が頭上で互いの手を握りあった。バグダッドでの集会はバスラで直接選挙を要求する抗議デモがあった四日後に開かれた。特派員はシーア派に反対されるとアメリカが深刻な問題を抱えることになるという。抗議デモはシーア派の指導者シスタニの主張に強い支持を与えるもので、彼の賛同を得ることはイラク主導の政府に合法性を与えるうえで重要だと見られている。