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ある詩人から、『行ってはいけない…イラクに』という詩が
ぼくのサイトに寄せられました。
もしできたら、この詩に曲をつけてほしいのだそうです。
イメージとしては、シャンソンふうをお望みのようでした。
(そんなフィーリングで詩を作ってみたとか…)
しかし、もちろん作曲は自由です、
もしどなたか曲を考えてみたいという方がおられましたら、
どうぞよろしくお願いいたします。
『行ってはいけない…イラクに』
作詞 ジン・ジョーモン(Jin Jomon)
行ってはいけない…イラクに
水を汲んでるあの子が
じつは
そこで生まれたもうひとりのわたしなのだ
と
ほんとうにわかるまでは
行ってはいけない…イラクに
たき木ひろいのあの子が
じつは
そこで育ったもうひとりのわたしなのだ
と
ほんとうにわかるまでは
行ってはいけない…イラクに
ロバを世話するあの子が
じつは
そこで生きぬくもうひとりのわたしなのだ
と
ほんとうにわかるまでは
行ってはいけない…イラクに
ナンを食べてるあの子が
じつは
そこで伸びゆくもうひとりのわたしなのだ
と
ほんとうにわかるまでは
*
うつくしい流れよ
ティグリス川の岸辺で
人生の木を生いしげらせる
もうひとりのわたしと出会うのに
銃はいらない
戦車もいらない
劣化ウラン弾もいらない
えいえんの流れよ
ユーフラテスの水べで
しあわせの木をやしなっている
もうひとりのわたしと話すのに
剣はいらない
地雷もいらない
クラスター爆弾もいらない
*
行ってはいけない…イラクに
そこで
お茶をすすり 山羊の乳をしぼる
もうひとりのわたしに
けっして銃をむけてはならない
と
ほんとうにわかるまでは
行ってはいけない…イラクに
そこで
薪を割り 赤ん坊をあやす
もうひとりのわたしに
けっして剣をぬいてはならない
と
ほんとうにわかるまでは
*
ふるさとの地球のうえ…
遠くはなれて暮らすふたりのわたしに
撃ちあいをさせ
殺しあいをさせようとする
死神に
どんなにおどされても
行ってはいけない…イラクに
ふるさとの地球のうえ…
遠くはなれて暮らすふたりのわたしが
丸腰で会い
こころをこめて握手しようと
じぶんから
望むようになるまでは
行ってはいけない…イラクに
行ってはいけない…イラクに
*
と
メソポタミアの聖なる大地がささやいた
バビロニアの聖なる木々がささやいた
わたしの耳に
あなたの耳に
世界の耳に
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=472
(作詞のジン・ジョーモンは、縄文人とは別人です<笑>)