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(回答先: 【韓国】議員133人「龍山基地の移転に断固反対」 [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 18 日 15:41:45)
韓米両国は龍山(ヨンサン)の米軍基地を完全に京畿(キョンギ)道・平沢(ピョンテク)に移すことで合意した。間もなく米2師団も漢江(ハンガン)の以南(南側)に移されることになる。
結局、もう少しすれば漢江の北側には「駐韓米軍の業務連絡官50人余だけが旧龍山基地に残る」ということになってしまう。
まず政府が駐韓米軍の「漢江以南」時代に備え、戦力と装備の補完をはじめとした安保対策を立てているのかという疑問が沸き起こる。これは「自主国防」というスローガンを復唱すれば済むという問題ではない。戦力と装備補充にかかる費用は移転経費の30億ドルを数倍超過するというのが専門家の計算だ。
次の問題は駐韓米軍の性格の変化と、それに伴う韓国の安保の流動性と不確実性に備え、現政府が対策を立てているのか、という疑問だ。米国は冷戦終了後に変化した世界情勢に対応して世界に駐屯中の米軍を再編したが、休戦ラインの駐韓米軍だけは韓半島以外の軍事的目的に使用できないと考えてきた。
米国のそのような認識は韓半島に残存している冷戦的な情勢と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の通常軍事力を制御する壁の役割をしてきた。
駐韓米軍の「漢江以南」時代とは、米軍がこのような“役割制限”から放たれ、北朝鮮だけではなく北東アジアまたはアジア全般の戦力の需要に従い、随時新しい業務に投入されることもあり得るということを意味する。
これは我々の対北抑止力を、韓国の軍事力に駐韓米軍の戦力を加えたものとして自動的および習慣的に想定してきた現在までの韓国の戦力概念に対する全面的な再検討を要求する事項だ。
最後に休戦ラインの2師団とソウルの韓米連合司令部、国連軍司令部が結合して築いてきた韓国安保に対する対内外的なイメージの変化を何で補充するのかに関する問題だ。
しかし不安は軍事的な不確実性の増加だけではない。更に根本的な不安は、国民の安保状況の判断と背馳するこのような事態が、話し合いの過程で「“自主”という空虚な概念に対する政権内部の執拗な執着」によって非合理的に締めくくられてしまうのではないかという点にある。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/01/18/20040118000044.html