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陸上自衛隊が駐留する予定のイラク南部ムサンナ州と州都サマワ周辺の有力部族の部族長らが昨年末に会議を開き、武装した部族の若者らに自衛隊を警護させる計画を立てていることがわかった。サマワ周辺の部族は、武器を所持している一方、強固な人間関係から、不審な外国人の侵入などの情報も集まる。計画はまだ自衛隊には伝えられていないが、部族との関係も、陸上自衛隊の安全のかぎとなりそうだ。
州内には、18の有力部族と、そこから枝分かれした6部族の計24部族があり、強固な血縁関係を結ぶ。部族はもめごとを調整する機能を持つ一方で、カラシニコフ銃やロケット砲などで武装した部族間の抗争が、頻発する強盗や求職デモと並んで治安を脅かす要因となってきた。
有力部族・アブトビクの族長のいとこアリ・サルマン氏(39)によると、24部族でつくる部族会議が、自衛隊の活動と警護に協力することで一致。部族が協力して100〜200人の若者を選び銃などで武装させ、自衛隊の警護を務める計画が発案されたという。同氏は、「自衛隊に早く来てほしい」と話す。
別の有力部族・アルブルカットのトルキエ・サフティ族長(50)も「サマワの治安を守ってきたのは部族だ。今は抗争はないし、自衛隊を守るために若者を教育しているところを見せたい」と強調した。
ただ、警護協力表明の一方で、サルマン氏は「武器などに必要な経費は日本側に負担してもらいたい」とも話す。同氏は「自衛隊到着から1、2カ月後には仕事が提供されるだろう。自衛隊は、中間業者などを入れずに直接雇用してほしい」と話した。 (01/17 09:00)
http://www.asahi.com/international/update/0117/003.html