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戦争の理由付けで政府の信用揺らぐ(米・英の論調)☆山本史郎さんからの「MLメッセージ」
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/670.html
投稿者 縄文人 日時 2004 年 1 月 15 日 09:28:20:bfek92EqWeCqg
 

山本史郎さんからの「MLメッセージ」です。

米・英での論調 戦争の理由付けで政府の信用揺らぐ
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 ☆★ 米・英での論調から/イラク戦争で政府の信用揺らぐ
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イラク戦争をめぐる疑問 (英字報道から訳)
ソルトレイク・トリビューン(米) 1月13日
http://www.sltrib.com/2004/Jan/01132004/opinion/opinion.asp

 パウエルとオニールの発言はイラク侵略戦争を正当化するブッシュ大統領に新たな疑問を投げかけた。これらの観察は、もしアメリカのイラク介入に関する多くのアメリカ国民の誤解を沈静化するのを助けないのであれば、ブッシュ政府への新たな懐疑心を抱かせるか、あるいは懐疑心を補強する以外に、政治を超えた価値を持つことになる。

 パウエル国務長官は先週、サダム・フセイン旧政権がアルカイダのテロ組織と結びついている確固たる証拠を自分は持っていない、と認めた。つまり「私はその結びつきについて具体的な証拠も、決定的な動かぬ証拠も見たことがない。しかし私はそのような結びつきの可能性が存在したと考えており、当時そのように考えたことは賢明なことだった」と語ったのである。

 アメリカ合衆国がサダムとアルカイダを結びつけようとして、昨年2月5日の国連安全保障理事会にドラマティックな演説をおこなったのがパウエルその人だったことを考えれば、これは衝撃的な告白である。

 その時の演説のもう一つの目的は、サダム政権は化学・生物兵器を保有していないことを検証する国連査察団の任務を、イラクがどのように妨害しているか例証するというものだった。イラク戦争の前、大量破壊兵器で武装したサダムがアメリカにとって直接的な脅威となっている、とブッシュ大統領は繰り返し論じた。

 われわれを含む多くのアメリカ国民にとって、パウエルの証言は戦争が必要だと納得させるものの一つであった。その理由は、彼がブッシュの閣僚のなかでは最も慎重で用心深い人物だったことにもよる。アメリカが侵攻した結果、大量破壊兵器はイラクで発見されなかったし、アメリカ合衆国はそれらの兵器を探索するためのチームを目立たないように撤退させることになった。

 先週のパウエル発言から数日を経ずして、CBS放送は11日にオニール前国務長官とのインタビューを報道した。そのなかでオニールは、2001年9月11日のテロ攻撃よりも何ヶ月も前から、ブッシュ政権がサダムを大統領の座から排除する方策に焦点を絞っていた、と証言した。オニールによると、ホワイトハウスの政策論議においては、問題はサダムを排除するかどうか、あるいは何故に彼を排除するかではなくて、排除する方法を見つけだすことであったのだ。

 これらのコメントは大統領への信頼性と国がイラク戦争に着手した理由に疑問を投げかけるものであり、ひいてはアメリカによるイラク占領の目的に影を落とすものとなる。

 もし大量破壊兵器とアルカイダがアメリカのイラク侵攻にとっての正当な理由ではないのだとしたら、イラクに自由と民主主義をもたらすという言い分がアメリカによる占領を本当に正当化することになるのかどうか、われわれは疑ってみなければならない。すなわち、これはシリアとイランを含む敵性国家の国境近く、石油の豊富な中東の心臓部にアメリカの軍事力を展開する演習の替わりではないのか? 

 アメリカ国民は知らなければならず、そしてわれわれは選挙キャンペーンがなんらかの回答を引き出すことになることを期待したい。

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 米国によるイラク戦争は「戦略的な間違い」 (英字報道から訳)
BBC(英) 1月13日
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/3391583.stm

 米陸軍大学から発表されたレポートは、イラク戦争を戦略的な間違いだったと批判した。それはまたブッシュの唱える地球規模の対テロ戦争は持続可能ではないだろうと示唆している。

 ジェフリー・レコード教授によるこのレポートは、米国防総省の当局者からはアメリカ陸軍を代表する見解ではないとして退けられた。しかしBBCのペンタゴン米国防総省特派員ニック・チャイルドは、この論文はペンタゴンを困惑させるはずだと伝える。

 ・みずから選んだ戦争: このレポートの筆者はペンシルバニアにある名門大学の客員教授であり、ブッシュ政府の対テロ戦争指揮について彼が導き出した結論はきわめてのっぴきならないものであるようだ。

 彼はイラク侵略を「みずから選んだ不必要な戦争」であり、「まわり道」であると判定した。

 レコード氏は、アルカイダ組織を潰すことから大量破壊兵器の拡散を防ぐことまで、多数の脅威をごっちゃにすることによって、ブッシュ政府は持続不可能な戦争目標を設定してしまった、と主張する。彼はこのレポートのなかで、「アメリカ合衆国はアルカイダを破ることはできるかもしれないが、<悪>は言うまでもなく、<テロ>を取り除くこともできない」と指摘する。

 レコード氏はさらに、「イラク戦争は中東においてイスラム教を掲げるテロリストに新たな戦線を作ってやることになり、抑止されてないアルカイダによる新たな攻撃からアメリカの祖国を防衛すること以外に注意と戦力を振り向けることになった」と述べる。

 ・断り書き: アメリカ政府当局者はこのレポートを軽く扱ってみせた。彼らは見解は著者個人のものであっていかなる公式政策をも代表するものではないと弁明した。断り書きには、米陸軍大学戦略研究所がこのレポートは同大学の見解を代表するものではないと添え書きしている。陸軍大学の職員と学生は批判的であることが奨励され、大学も独立した分析を活性化させるために設立されたといわれる。

 わが社の特派員は、それにもかかわらず、この見解はアメリカ陸軍の相当部分によって共有されている疑いがあると伝えている。レコード氏の見解はまたブッシュ政府の政敵によってなされる多くの批評とも共鳴しあっている。

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共同通信 >イラク情勢から幾つか
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/iraq4/
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●防衛庁が会見廃止を通告 陸海空の幕僚長など
イラク派遣控え情報制限
  防衛庁は十三日、新聞、通信、放送各社が加盟する防衛記者会に対し、毎週定例で行っている陸上、海上、航空各自衛隊トップの幕僚長や副長官、官房長の記者会見を廃止すると一方的に伝えた。記者会側は「納得できる理由がない」として、受け入れを拒否した。

●米兵が民間人4人を射殺 イラク中部ファルージャ 【バグダッド13日共同】イラク中部ファルージャで十三日、駐留米軍と反米武装勢力とみられるグループの銃撃戦の巻き添えとなり、少なくとも住民四人が死亡した。ロイター通信が伝えた。近くに住む年配の女性一人と車の中にいた男性三人の計四人が死亡したという。

●イラクでまた米ヘリ撃墜 乗員2人は生存
 【バグダッド13日共同】イラク駐留米軍によると、首都バグダッドの西約八十キロのハバニヤ近郊で十三日午前、米軍のアパッチ攻撃ヘリコプターが墜落した。乗員二人は助かったが、けがの有無は不明。米軍報道官は武装勢力の攻撃が原因とみられると語った。ハバニヤは反米感情が強い「スンニ・トライアングル」の中にある。

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 ☆★イラク駐留米軍の任務交替、10年来で最大の移動規模
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米軍は大規模なローテーション開始 (英字報道から要旨)
Thu Jan 8, 6:06 PM ET By ROBERT BURNS, AP Military Writer
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/iraq_us_military&cid=540&ncid=1478

 ワシントン発/米軍はイラクとアフガニスタンで部隊のローテーション(部隊配置の交替)を始めた。それはこの10年で最大規模のアメリカ軍のローテーションとなる。8日木曜日、軍当局者が語った。配置転換は陸軍と海兵隊にとってだけでなく、イラク派遣と撤収の部隊を航送する海軍と空軍にとっても、莫大な規模の兵站業務の変化を提示するものだ。

 ローテーションは、第101空挺師団がイラクからケンタッキーの拠点基地へ帰還し、第82空挺師団の第504降下歩兵連隊がノースカロライナのフォートブラッグ基地を出発したのを皮切りに、今週から始まった。
  (訳注:8日付の報道なので実際には先週のこと。以下同じ)

 第25歩兵師団の装備を送る船は今週ハワイを出発した。陸軍は何ヶ月もかけてイラク駐留部隊のローテーションを計画してきた。

 ペンタゴンは当初、イラク駐留のかなりの部隊が外国の部隊と交替できるだろうと期待していたが、任務が危険なためにほとんど申し出がなかった。現在イラクに駐留する13万のアメリカ軍兵士は、約11万のより機動性が高く軽装備の部隊と交替するために、今後4ヶ月をかけて祖国に戻る予定だ。新しく配置される部隊には約2万人の海兵隊が含まれており、州兵と予備役兵の割合が高くなる。

 ある陸軍高官が匿名を条件にして8日、ローテーションの詳細を提供した。彼の話によると、移動は陸軍10個師団のうち8・5個師団に相当する規模だ。陸軍は韓国とドイツ、バルカン諸国その他にも部隊を配置している。そこには第1海兵遠征軍と第3海兵航空団も配置されており、そのうちの一部は昨年3月のイラク侵攻とバグダッド進軍に参加した。海兵隊は昨夏にイラクを離れたが、必要に応じた展開で陸軍が逼迫していることから、再び海兵隊に声がかかっている。

 海軍の第3艦隊は7日、ヘリ空母ボクサーが来週サンディエゴからペルシャ湾にむけ、第1海兵遠征軍の装備を積んで出航すると発表した。海兵隊員200人が船で運ばれ、残りは2,3ヶ月内に空路で運ばれる。

 海兵隊は第82空挺師団、第1歩兵師団、第2騎兵連隊に替わって、バグダッド西方地域に展開することになる。この地域には反米ゲリラ勢力の強いファルージャ、ラマディその他の諸都市が含まれている。

 第1歩兵師団に属する2個旅団は、第4歩兵師団および第173空挺旅団に替わって、ノースカロライナ修平の第25および第30旅団とともに、イラク北部のティクリートとキルクーク周辺に配置される予定。

 第101空挺師団が司令部を置いているイラク北部のモスル地域には、第2歩兵師団のStryker旅団が配備される予定だ。第101空挺師団というのは、最初のイラク侵攻とバグダッド攻防戦に参加して、そのままイラクに残っていた陸軍部隊の最後の主力である。Stryker団体は既にモスルにむかって北に移動中である。

 テキサス州フォートフードの第1騎兵師団は、バグダッドの第1空挺師団と交替する。アーカンソー州兵で構成される第39歩兵旅団が第1騎兵旅団に合流する。

 また、イラク駐留の全部隊を指揮する新しい陸軍高級司令官が数週間内に派遣される予定だと軍当局が発表した。それはフォートフードに本拠を置く第3軍団司令官トーマス・メッツ中将であり、現在第5軍団を指揮しているリカルド・サンチェス中将と交替する。

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