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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040114k0000m030009000c.html
【ロンドン山科武司】ブレア英首相が、イラクの大量破壊兵器をめぐり、「(存在するとの見解が正しかったかどうかは)分からない」と発言。英国メディアは、この問題で強気の姿勢を崩さなかった首相が初めて弱気に転じたと受けとめ、一斉に首相の”豹変”と報じている。首相周辺は「首相の発言はこれまでと変わっていない」(首相報道官)と弁明に務めるなど、防戦に懸命だ。
ブレア首相は11日のBBC番組に出演した際、イラクの大量破壊兵器の存在は情報機関の情報に基づくもので、当時は正しいと信じていたと説明。「国防省幹部は今も大量破壊兵器はあると信じている」と述べた。
一方で、「多くの人が戦争中に大量破壊兵器は見つかると考えていたことは認める。我々は(発見を)待つしかない」と話した。さらに、「(大量破壊兵器が存在するとの見解は)間違っていたか」と尋ねられのに対し、「分からない、が私の答えだ」と発言した。
首相の発言を受け12日付のガーディアン紙は「首相が大量破壊兵器が見つからないことを認めた」と1面で報道。インディペンデント紙やデイリー・テレグラフ紙も「首相の発言はイラク開戦前と明らかに変わった」などと報じた。
これに対し、首相報道官は12日朝の会見で「首相の言葉は変わらない。言いたかったのは『待ち続けよう』だ」と、発言の修正を図った。
ブレア首相は開戦前、イラクの大量破壊兵器は「45分間で配備される」とその脅威を強調し、「サダム政権が崩壊したら大量破壊兵器の情報は住民からもたらされる」と述べた。大規模戦闘終結後も「大量破壊兵器の明確な証拠を発見することは疑いない」と主張し続けた。
[毎日新聞1月13日] ( 2004-01-13-17:16 )