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【東京】日米地位協定に関する政府の基本解釈となる機密文書「地位協定の考え方」について、外務省元幹部が12日までに本紙の取材に対し、同文書が地位協定や在日米軍基地問題などを担当する外務省内の担当者の解説書として書かれたことを明らかにした。さらに1980年代には、当初の「―考え方」を基本にした形での増補版が書かれた可能性も示唆した。外務省はこれまで文書について「30年前の秘の部内資料との位置付けとなっている由でありコメントは適切でない」との見解を示しているが、当時の関係者の証言で同省内での文書の存在が明確に裏付けられたほか、73年作成の「考え方」を基本にした第2弾となる増補版の存在の可能性も出てきた。
元幹部によると「―考え方」は沖縄返還協定を担当した条約課の事務官が中心になって執筆。地位協定などを担当する省内の担当者に協定の解釈などを引き継ぐための目的で、沖縄復帰の事務作業が一段落した72年秋から73年春にかけての約半年間で作成されたという。
土台となっているのは、地位協定制定時の「擬問擬答集」や協定が発効した60年から文書作成に取り掛かるまでの約12年間の国会答弁などだと説明する。
当時を知る元幹部は「沖縄返還などを通じ地位協定を深く研究した結果、将来の後輩のためにという思いで残された文書だ。省内の担当者のための解説書で、沖縄への協定解釈拡大のためにまとめられた文書ではない」と説明している。
無期限の秘密指定文書として非公開となっていることについては「省内の内部文書との位置付けだから」と説明。73年にまとめられた以後は「日米安保や地位協定、米軍基地問題を取り扱う担当者のバイブル(聖書)として使われていた」と振り、同機密文書が地位協定の解釈で重要な役割を果たしてきたことを指摘した。
また「完成から約10年後の80年代には、その後の10年間で増えた国会答弁などを付け加え増幅した形で1度改訂しているはずだ」と述べ、「考え方」の第2弾となる増補版の存在も示唆した。
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/040113a.html
<地位協定>川口外相「文書の存在聞いてない」
【東京】川口順子外相は13日午前の閣議後会見で、日米地位協定に関する政府の基本解釈文書「地位協定の考え方」について、「その文書の報道があることは知っているが、(政府としての)地位協定の解釈などは今まで国会などで説明している通りだ。私はそういう文書があるということは今の時点では聞いていない」と述べ、文書の存在を把握していないことを説明した。
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/040113ea.html