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(回答先: 「湾岸戦争で行われたのは、ある種の核戦争なのです」★「イラク:裏切られた人々」より 投稿者 縄文人 日時 2004 年 1 月 11 日 12:31:56)
引用文
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次に、イラク攻撃が待ちかまえている。私たちには、これを「戦争」と呼ぶ権利はない。
「敵」とされている国の人口の半分は子供である。
そして、この国は、われわれに何らの脅威にもなっていないし、われわれと対立してもいない。
無数の罪のない命は、いまや、いわゆる国際社会(アメリカは除こう)の自尊心が
どれだけ残っているかに、そして巨大な権力のプロパガンダを繰り返すのではなく、
真実を伝える自由なジャーナリストがどれだけいるかにかかっている。
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戦争を引き起こすのに不可欠なのが、マスコミのプロパガンダ。とくにブッシュ政権は、ネオコンと結びついた大手メディアと手を組み、強引に民衆を「ブッシュ教徒」に仕立て上げ、イラク=悪魔の構図を信じ込ませました。
その結果、たくさんの子どもたちをはじめ、民衆の痛々しい壮絶な死をもたらしたのです。しかも、しばらく、ブッシュ政権の宣伝広報誌になりさがったメディアのおかげで人々はイラクの事実を知らされず、知らされても敵の策略だとさえ思い込む人もいたようです。
冷静な判断力を失った民衆は、ブッシュと同様に狂気という凶器を持つことに至るわけです。これが、マインドコントロールされた民衆の恐さといえましょう。
だからこそ、イラク攻撃でも、本当のこと、ありのままの事実、感情、実態を伝えなくなったメディアが大きな元凶となりました。あの有名になった女性兵士の捏造は、そのほんの一例に違いなく、どれだけの思想コントロールがあったのかと、非常に危惧の念を覚えます。
攻撃に至るあの道筋には、ジャーナリストなど、存在できなくなったに違いありません。それが、どんな社会なのか一目瞭然でしょう。社会の空気と異なる、また政府に不利な意見を持つ人を抑圧する社会です。
日本も危なくなってきました。危機感が募れば、再軍備への道は容易ですし、戦争も簡単に起こすこともできます。「戦争中毒」のアメリカが、次はイランの脅威と言っています。さてその次は?北朝鮮でしょうか?
こうして、どんどん外交の比率が小さくなっていきます。本当のメディアがなくなっていくのは、真実を民衆が知らされない、クローズにされた社会になっていくことです。
小泉さんは、いつまでカリスマのつもりなのでしょうか??いいえ、カリスマというよりは、はだかの王様かもしれません。ブッシュ同様に、大儀を並べ立て、戦争へ向かわせているからです。
外交はどこに行ったのでしょう?
「敵とされている国の人口の半分は子ども」とありますが、そんなことすら、米国の政権も民衆も認識していないのです。日本も同じようなものです。もっとも、今だに政府のプロパガンダのおかげで広島、長崎の原爆の実態が伝えられていない国よりはマシかもしれません。
しかも、戦争に勝ては、何でも正しいことになってしまうなどという論理は、中世となんら変わりない。米政権の正義は、暴力によるもので、非常に偏っています。何も正義などありません。
こんな国を見習いたくはありません。日本の大手メディアも、どれほど、本当のことを伝えているのでしょうか。劣化ウランのことも、市民の活動家の方がよほど詳しいというのが実態ではないでしょうか?
さて、こうした渾沌とした国際社会にあっても、日本が「国際社会の一員」というのならば、堂々と憲法9条を楯に中立を要求することも可能ではないでしょうか?みんなが軍隊を出しているから、日本も・・・というのは、単にアメリカ単独主義の空気に遠慮をしているだけのような気がします。これは、国際社会の空気ではありません。
おかしな「空気」を吸わないためにも、閉息された社会の空気にジャーナリズムこそが、どんどん「事実」をもって「水を差す」という行為をすべきなのですが・・・これこそがジャーナリズムであり、その使命なのですが!