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イラク北部のパイプライン、何者かによってしつこくサボタージュ。そりゃあトルコは頭に来るでしょう。
Turkey says Iraq oil pipeline was sabotaged
http://www.metimes.com/2K3/issue2003-24/reg/turkey_says_iraq.htm
何せ、トルコにやってくるパイプラインがどかんどかんとやられる一方、アメリカはイスラエル、ハイファのパイプライン計画を「復興のために貴重な石油輸出のラインが攻撃された、さあ、困った、じゃあ、イスラエルのパイプラインを」なんて感じでイスラエル、ハイファのパイプライン計画をしらじらしく持ち出しているわけですから。
『米国防総省がイスラエルにイラク・イスラエル石油パイプラインの再開の可能性を打診』
http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei030827.htm
「イスラエル政府は米国政府からの公式の要請を求めたとされているが、イスラエル国内紙によれば、シャロン首相事務所は本件をイスラエルがイラク戦争で米国 を支持した見返りのボーナスと見なしている。他方、イスラエル外務省は、やはりイラク戦争はイラクの石油資源を管理しようとの米国とイスラエルとの陰謀であったと の見方が高まることを警戒し、本件に対して批判的な姿勢を取っている。」（http://www.thescotsman.co.uk/international.cfm?id=938452003）
それにしても、イスラエル、ハイファ行きのパイプラインを推進し、ハリバートンだのべクテルやべクテルの仕事を増やしてトルコを頭に来させるイスラム過激派、サダムの残党とは一体何なのでしょう。全くバカなゲリラです。いえ、バカなのはメディアと大衆の方でしょうか。
そう言えばキルクークのモサドオフィスのガレージで爆弾がどかんと爆発したなんて事件（http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/167.html）がありましたが、彼らは何をしたかったんでしょう。
そのように疑惑がぷんぷんしているサボタージュなのですが、次のように疑惑に触れているところは欧米のメインストリームメディアではほとんどない。
Pentagon explores option to export northern Iraqi oil via Israel
http://www.iraqwar.ru/iraq-read_article.php?articleId=26690&lang=en
Kirkuk-Haifa pipeline, closed for 55 years, is back on the agenda
Circumventing sabotage of existing line is reason given for entertaining move, but Israel’s economic and energy dilemmas would also be solved
More sabotage strikes in recent weeks on Iraq’s Kirkuk- Yumurtalik oil pipeline are prompting the US-led coalition authority to examine the possibility of reopening the long- defunct Kirkuk-Haifa export route.
また、１９８４年、ラムズフェルド、サダムの固い握手が交わされたわけですが、実はその背後にヨルダンのアクバへのパイプライン計画がありました。ヨルダン、アクバはイスラエルに近接した港。その頃、シャミル首相はイラクにハイファ行きパイプライン申し入れ、なんてことも。そして、この計画の施工主はべクテル！（Bechtel tied to bin Ladens
Osama bin Laden family members invested $10M in an equity fund run by former Bechtel unit.
http://money.cnn.com/2003/05/05/news/companies/war_bechtel/）
Rumsfeld Ignored WMDs In Pursuit Of Oil Pipeline
http://www.scoop.co.nz/mason/stories/WO0303/S00432.htm
Bechtel's pipeline would have carried a million barrels of Iraqi crude oil a day through Jordan to the Red Sea port of Aqaba.
何者かのパイプライン爆破というサポートもあって、今やキルクーク、モスルとイスラエル、ハイファのパイプラインが現実として視野に入って来たわけですが、ネオコンもだらだらとよだれをたらして狙っていました。
Mosul/ Haifa_Pipeline
http://www.cooperativeresearch.org/wot/iraq/mosulhaifapipeline.html
Neoconservatives in Washington want the new government in Baghdad to help pay for the reconstruction of the long abandoned Mosul-Haifa pipeline. The pipeline the resurrection of which would inevitably stir discontent in the Arab world
passes through Jordan and Syria, and ends in the Israeli port city of Haifa. While much of the original 8 diameter pipeline is intact, the section that travels though Iraq lays in ruins.
関連するフィクサーたち。チャラビも勿論そうです。
Netanyahu: Iraqi oil will flow to Haifa
http://aljazeerah.info/News%20archives/2003%20News%20archives/June%202003%20News/21n/Netanyahu%20says%20Iraqi%20oil%20will%20flow%20to%20Haifa.htm
U.S. puppet Chalabi seeks Iraq-Israel oil pipeline
http://sandiego.indymedia.org/en/2003/04/5374.shtml
そして今、イスラエルはさりげなくシリア叩きに邁進。
Ya'alon: we may have to attack Syria again
http://www.jpost.com/servlet/Satellite?pagename=JPost/JPArticle/ShowFull&cid=1073448206290&p=1008596981749
報道はパイプライン爆破も「サダム残党、イスラム過激派の仕業と思われる」の固定パターン。全く「サダム残党、イスラム過激派の仕業と思われる」というのは便利な言葉です。報道をする側にとっても、アメリカ、イスラエルにとっても。
関連
モサドがクルド支援でトルコ、イスラエルが極度の緊張 パレスチナ紙
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/333.html
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。