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イスラエル、リビアと非公式接触−昨年12月、欧州で 国交樹立模索か 2004/01/07 15:00
【エルサレム7日共同】イスラエル・テレビなどは六日、イスラエル外務省高官が昨年十二月下旬に欧州で国交のないリビアの当局者と非公式に接触したと報じた。またクウェート紙アッシヤーサは同日、イスラエルの外交団が今月下旬にリビアを訪問し、和平交渉を行うと伝えた。
イスラエル外務省は公式には「コメントしない」としているが、同外務省筋は六日「外交関係を結ぶ雰囲気にはある」と語った。反イスラエル主義を貫いてきたリビアとイスラエルの国交樹立が実現すれば、他のアラブ諸国にも大きな影響を与える。リビアの大量破壊兵器廃棄宣言に加えイランとエジプトの復交など、地殻変動が続くイラク戦争後の中東の動きが加速する可能性があるとされる。
リビアの最高指導者カダフィ大佐は六日、アラビア語のウェブサイトで、リビア出身のユダヤ人に対して、土地没収などによる損害の賠償を明らかにした。
アッシヤーサ紙は、リビアを訪問するイスラエルの代表団には外務省や国防省、対外情報機関モサドの幹部が含まれると伝えた。
カダフィ大佐は十二月十九日に大量破壊兵器の放棄を宣言、国際原子力機関(IAEA)査察団の訪問も受け入れて、テロ支援国家として経済制裁を続ける米国との関係改善を図っている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20040107&j=0026&k=200401079832