★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争46 > 264.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
今札幌で刻まれつつある歴史
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/264.html
投稿者 今浦島 日時 2004 年 1 月 07 日 20:50:51:vfJgUm010TiwU
 

自由な意思を表明する全日本人と、全札幌市民に対して、11師団の竹田治朗師団長より出た帝国陸軍調恫喝に対し、わが北海道新聞社説がたしなめる。札幌市当局は足裏舐めに必死の様子。北海道新聞社の毅然とした態度を巨大新聞社も見習って欲しい。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040107-00000162-kyodo-soci
雪まつりの警備を強化 札幌市、会場監視カメラも

 札幌市は7日までに、陸上自衛隊のイラク派遣に反対する過激派の活動やテロを警戒して、来月5日から11日までの日程で開く「さっぽろ雪まつり」の会場警備を強化することを決めた。
 雪まつり実行委員会によると、市中心部の大通公園会場と、陸自第11師団の駐屯地内に設ける真駒内会場に複数の監視カメラを新設するほか、ガードマンの数を増やす予定。カメラの数など具体的な内容は今後、検討する。
 雪まつりには、雪輸送や大雪像の制作のため、11師団を中心に自衛隊員延べ2万3000人が協力する。
 北海道内の部隊からイラクへの派遣要員が出ることから、これに反対する市民グループもあり、11師団の竹田治朗師団長は6日の雪まつり協力部隊編成完結式の訓示で「度が過ぎたデモなどがあれば、撤収も検討する」と発言していた。(共同通信)
[1月7日18時52分更新]

>>>>以下1月7日北海道新聞より

■北海道新聞1月7日 社説
雪まつり*見過ごせぬ師団長発言(1月7日)

陸上自衛隊第一一師団の竹田治朗師団長が、さっぽろ雪まつりへの協力をめぐり、自衛隊のイラク派遣反対で行き過ぎたデモなどがあり「協力する環境にならない場合は撤収も含めて検討する」と発言した。

師団は後で、「まつりへは協力するのが大前提」として、全面的な撤退は否定した。一方、札幌市は都市公園条例をたてに、反対派の街頭宣伝などがあれば退去を指導する方針で、波紋が広がっている。

師団長発言には見過ごすことのできない問題がある。本来関係のない雪まつりを絡めて、イラク派遣反対運動を押さえ込むことにつながりかねないからだ。

反対であれ賛成であれ、市民が政治的課題で意思表示することは、憲法が認めた言論・表現の自由に当たる。

師団長には、派遣隊員を国民こぞって温かく送り出してほしいという思いがあるのだろう。また、雪まつり協力に対しても市民の支持をもっと得たいのに違いない。組織の長としてそう思うことは理解できる。

真駒内駐屯地での協力団編成完結式のあいさつだったから、隊員に向けて雪像製作作業の環境整備を約束したものとも取れる。昨年末に北部方面総監部で反対派市民の「人間の鎖」の行動があったことも意識しているかもしれない。

だが、発言はやはり行き過ぎだし、警戒は過剰ではないか。

一方、札幌市の対応にも懸念がある。街頭宣伝の規制は、あくまでも法や条例に違反した場合にとるべき措置で、自衛隊員の士気に過剰に配慮するのは誤りだ。

師団長発言の背景には、上田文雄札幌市長に対する不信感があるとの指摘もある。上田市長は昨年十二月の市議会で、自衛隊イラク派遣に反対を表明した。

それに対して隊員の不満の声があるといい、市としては自衛隊との関係を良好にしたい思いが強いだろう。

しかし、武力を持つ自衛隊に、仮に市長をけん制する意図があるとしたら、そのことの方が民主主義を危うくする極めて重大なことだと言わなければならない。

イラク問題が表面化して以降、師団長は雪まつり協力の縮小や中止に言及してきた。中長期的にも、師団の縮小に伴って協力体制も削減の流れにあるとみられる。

そうした問題は、市や実行委員会と自衛隊が冷静に話し合って方向を見いだしていけばよい。

ただ、当面はまつりに果たす自衛隊の役割は依然として大きい。それだけに今回の発言は、軽率だったというだけでは済まない問題を含んでいることをしっかり認識する必要がある。
***********************************
ホームページ内に掲載の記事、写真などの一切の無断転載を禁じます。
ニュースの一部は共同通信、AP通信などの配信を受けています。
すべての著作権は北海道新聞社ならびにニュース配信元である通信社、情報提供者に帰属します。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/sch-kiji.php3?&query=%8Et%92c%92%B7%94%AD%8C%BE&dd=20040107&kiji=0032.200401079641

関連記事 北海道新聞社
■社会

デモ退去指導へ−師団長発言で札幌市 雪まつり準備優先  2004/01/07 02:00

陸上自衛隊第一一師団(札幌市南区)の竹田治朗師団長が六日、さっぽろ雪まつりの雪像製作会場の近くで、過度なイラク派遣反対デモなどが行われた場合には「撤収も検討する」と発言した問題で、札幌市は同日、メーン会場となる大通公園で無届け集会などが行われたときには、公園管理者として退去指導に乗り出す方針を固めた。

集会などの規制について、市内部には「言論統制につながりかねない」(幹部)という消極論もあるが、まつりの開幕が一カ月後に迫っており、自衛隊の協力なしでは一大イベントの開催が困難との事情がある。

このため、同市は「自衛隊員には気持ち良く雪像製作にあたってもらいたい」として、作業に支障の出ることが予想されるデモや集会があった場合、同市都市公園条例に基づいて退去指導する。

大通公園周囲の市道と国道でデモなどがあった場合は、市ではなく、道警の管轄となるため、同市は道警との連携も模索していく考えという。

ただ、市内部には「予想されるデモは、自衛隊や個々の隊員ではなく、派遣を決めた政府に対する抗議の意味で行われるもので、言論の自由は最大限保障されるべきだ」(幹部)との意見もある。

一方、第一一師団広報室は、竹田師団長の発言の真意について「デモなどで作業が妨害された場合には実行委と相談したうえで一時的な撤収も含めて検討する、というもの。雪まつりには協力するのが大前提。ただ、市などの要請で雪まつりに協力しているのに、反対運動があれば、隊員の士気への影響が懸念される」と説明している。

札幌市都市公園条例 札幌市の設置した公園の利用法などについて定めた条例。この中で、他人に危害を及ぼす恐れのある行為や迷惑となる行為、市長が公園の管理上特に必要があると認めて禁止したことは行うことができない−と規定。催しなどのため公園の全部、または一部を独占して使う場合は、事前に市長の許可を受ける必要がある、としている。

***********************************
ホームページ内に掲載の記事、写真などの一切の無断転載を禁じます。
ニュースの一部は共同通信、AP通信などの配信を受けています。
すべての著作権は北海道新聞社ならびにニュース配信元である通信社、情報提供者に帰属します。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/sch-kiji.php3?&query=%8Et%92c%92%B7%94%AD%8C%BE&dd=20040107&kiji=0022.200401069595

 次へ  前へ

戦争46掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。