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[!!NEWS!!:0385] 2004.01.06 ある米軍基地、イラクの実情伝えるサイトにアクセス禁止
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/221.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 1 月 06 日 22:59:12:dfhdU2/i2Qkk2
 

■■□□ Organizer-news □□□□□□□□□□■■■□□■■□■

このニュースは『イラク攻撃に関する全国会議員公開アンケート実行
委員会』が配信しています。どなたでも↓ここから無料購読出来ます。
http://www.freeml.com/ctrl/html/MLInfoForm/organizer-news

ニュースのご提供、ご感想はorganizer@anet.ne.jpまでお寄せ下さい。

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2004年 1月6日 火曜日   □□□□ □■   

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 ◇◆ electronicIraq.net イラク駐留米軍がアクセス禁止に
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イラクでの見聞伝えることを米軍が規制
エレクトロニック・イラク >イラク日記 1月3日 by Dahr Jamail
http://electroniciraq.net/news/1305.shtml

 私は昨日、イラクで活動する独立系ジャーナリストと活動家の執筆
が掲載される主要なサイトの一つ electronicIraq.net(エレクトリック
イラク・ネット)が、在イラク米軍基地の少なくとも一つでアクセスを禁
止された、と聞かされた。

 言論の自由を讃え、禁止されたウェブサイトを読みたまえ!

 他の抑圧的な独裁権力・政権と同様に、今やアメリカ軍はそれらの
先例に続いて、イラクで自軍の兵士が何を読むべきで何を読むべき
でないかを選ぶ試みをはじめたのだ。それはアメリカ国内でも同じよ
うに起こっている。

 例えば、昨日のアメリカの主要ニュースのうち、イラクに関して見る
ことができた唯一のニュースは、米軍ヘリが撃墜されて一人の兵士
が死亡したことについてだった。そのヘリがロケット弾で攻撃されるの
を見ていたイラク人が、ヘリが二つに折れ炎に包まれて地面に激突
する目撃談を伝えた。もう一人の負傷した兵士は、そのためにひどい
重傷を負っていたに違いなかった。しかし、そのことについての新た
な報道はなかった。

 しかし、このことは現場で撮影したロイターの取材チームがアメリカ
軍から銃撃されたという事実と関係しており、そのために墜落現場近
くにいた米兵によって報道が止められたに違いない。軍のスポークス
マンは、そのロイター取材班というのはメディアを装ったレジスタンス
戦士だと考えていると発表した。

 今日になってアメリカ軍は、そのロイター取材班が現場でアメリカ軍
にむかって機関銃とロケット弾を撃っていたと報告した。

 昨日もう一人のアメリカ兵が、片づけている際に暴発した銃弾に当
たって死亡したというニュースはなかった。また、ある大きな車列が吹
き飛ばされてトラックに乗っていたアメリカ兵が死亡し、他の数人も負
傷したというニュースも報道されなかった。イラク駐留の米軍兵士に
犠牲者は毎日出ており、イラク国民の犠牲者は言うまでもない。

 昨晩は大きな爆発が東部バグダッドの郊外を揺るがした。今日、わ
れわれのなかの数人は自分たちで調べに行こうと決意した。

 ドーラ地区で美しいパーム・ヤシの木立と緑の広がるバグダッドの
田園地帯を車で移動中に、出会ったある男性から、昨日、米軍の軍
用特殊車両ハンビーが路上に仕掛けられた大型爆弾に触れ、米兵
5人が死亡し2人が負傷したというイラク人目撃者の話を聞いた。さら
に進むと、すぐに大きなクレーターにたどりついた。深さ1メートル、道
路の向こう側へ20メートルも広がっていて、ヤシの木は一部が焼け
ていた。爆発現場近くの道路上には、ハンビーの破片や血まみれの
包帯、血痕の付着した軍服の破片と数発の薬莢が落ちていた。

 この現場にいたイラク人の少年3人が、昨日の午前11時45分に
パトロールしていたハンビー2台が爆弾攻撃を受けたと話した。1台
は道路の向こう側に飛ばされて焼けており、もう1台は破壊されてい
た。少年たちも米兵5人が死んで2人が負傷したと語った。仲間の
ジャーナリストの一人がCPIC(合同軍広報センター)に電話して確認
したところでは、米軍パトロール部隊が昨日ここで攻撃を受けたが、
死亡したのは2人で負傷者が3人だということだった。

 現場にはさらに人が集まってきたが、彼らは死者5人、負傷者2人
だという数字に同意した。彼らは近くの農地で働いており、攻撃の
あった直後に目撃したと私たちに話した。彼らはさらに、攻撃のあと
多数の兵士がすぐにやってきて、近くの家から15人の男たちを拘束
したと離した。現場で彼らの話を聞いているあいだ、大きな爆発音が
遠くから聞こえてきた。

 男たちのうちの一人は、ほこりを払うように手をたたきながら、「アメ
リカは終わりだ!」と言った。

 私はホテルに戻るとインターネットで調べてみたが、CPICさえ攻撃
で米兵2人が死亡したと認めているのに、昨日の攻撃について通信
社から配信されたニュース報道は一つもなかった。

 アイアン・グリップ作戦(訳注:ゲリラ掃討作戦の一つ)の一環として
昨晩アメリカ軍に爆撃された農家を捜すために、私たちはさらに道を
進んでみた。

 ドーラ地区のアルブ・アイサには、ヤシの街路樹にそって広がる広
大な農地と農民たちの姿しかなかった。ちょうど古い石造りの家の傍
に来たとき、一人の年とった男が玄関前に大きな穴を痕跡として残す
家とその近くの切り裂かれた太い樹木を指さした。

 一昨日の夜、爆撃が始まったとき、家族はその夜夕食を食べてい
るところだった。彼らは爆撃地点に近い部屋にいたが、そうでなけれ
ば砕け散ったガラスと爆弾の破片を浴びることになっただろう。

 戸主のハミド・サルマン・ハルワンは、「一昨日の夜6時から9時ま
で爆撃があり、その後、明け方の4時にもまた爆撃を受けた。爆撃は
ミサイルによるものだったと考えている。私にはエンジン音が聞こえ
た。昨晩も、この地域は爆撃された。彼ら(米軍)はレジスタンス戦士
がこの田園地域に隠れていると思っているのだろうか」と話した。彼
の妻は子どもたちが今では物音に怯えるようになって、夜眠るのに苦
労すると言った。

 一昨日の爆撃以後この家族は、また爆撃されることを恐れて、自宅
に宿泊しないようになった。「なぜ米軍が私たちの家や畑を爆撃する
のか理由が判らない。私たちはアメリカ軍へのレジスタンスをおこ
なってない。ここを通った外国人戦士がいて、それが米軍の捜してい
る者なのかとも思う。しかし、なぜ米軍は私たちを爆撃するのか?」。

 アメリカ軍のマーク・キミット准将は2日の記者会見で、この地域で
のアイアン・グリップ作戦が「ひじょうに鮮明なメッセージ」を送るもの
であり、「イラク人と合同軍部隊を傷つけようとする者には素早い報復
をおこなう空軍力があるということだ」と語った。

 この家族は私たちを近くの農地連れだして、まだ爆発していない砲
弾があり余るほどにあるのを指し示した。白い爆弾が半分まで固い
土に突き刺さっていて、子どもたちが興奮して指さしながらその周りで
遊んでいる。私はこののうちの狭い範囲に突き刺さっている迫撃砲弾
を9個まで数えた。

 爆撃を受けた家のシャルク氏は遠くの丘を指さして、「アメリカ軍は
あそこから迫撃砲を撃ってくる。君はその爆発であいた穴を見ること
もできるが、しかしここには爆発せずに残っている。俺たちはアメリカ
軍に音がするだけの爆弾だと説明されたが、今ではそうではなかった
ことが判った」と証言した。彼はさらに続けて言った。アメリカ軍が裏
の農地に迫撃砲を撃ってきたのは、一昨日の午後6時半から10時
までと、翌朝4時だった。

 アメリカ軍に不発弾を撤去するよう家族が要請したかどうか、私た
ちは尋ねてみた。シャルク氏はひじょうに困った面もちで答えた。「最
初の時に彼らに要請すると、米軍は『判った、処理しよう』と答えた。し
かし彼らはやって来なかった。私たちが二度目の要求をすると、米軍
の回答は私たちがレジスタンス戦士を差し出すまで動かすつもりはな
いというものだった。彼らは、レジスタンス戦士を差し出さなければ、
アメリカ軍は不発弾処理に来ることはない、と言ったんだ」。

 そして彼は両手を上に挙げて、「そんなことを言われても、俺たちは
レジスタンス戦士など知っちゃいない!」と語った。彼は真剣な態度で
静かに続けた。「「俺たちはこの土地を離れることになるだろう。な
ぜって、不発弾が埋まったまま農地を耕すことは不可能だからだ」。

 米軍のアイアン・グリップ作戦でひどい砲爆撃を受けたこの地域を
もう少し歩くと、農作業用の小屋の前に立っている男と話すことができ
た。彼は私たちを招き入れて、夕陽のなかで一緒に紅茶を飲もうと腰
をおろした。3歳になる幼児ハラフが心配そうな顔つきをしながら近
寄ってきた。

 ハラフの叔父は私の方に身を乗り出して言った。「私は戦車に乗っ
ているアメリカ兵を見たことがある。彼らは私たちを攻撃したがってい
た。人々を傷つけることでアメリカ軍がテロリストを生みだしており、そ
の親類縁者までがアメリカ兵と戦う事態を生じさせている。この幼い
子どもさえ、成長したらアメリカ軍を憎むようになるだろう。アメリカの
政策がその原因だ」。

 (Dahr Jamailはアラスカ出身でフリーランスの記者)
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