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長崎市内で活動する平和、労働団体が一日、同市松山町の平和祈念像前で「一の日座り込み」をした。昨年まで在外被爆者支援を訴えてきた座り込みを拡大、自衛隊のイラク派遣反対や被爆遺構の同市立旧新興善小校舎保存問題も取り上げ、平和な二〇〇四年を求めた。
在外被爆者支援に取り組むグループの呼び掛けで、県平和運動センターなど十三団体が賛同。被爆者や市民約六十人が参加した。
在外被爆者に対する援護策は昨年から、被爆者援護法に基づく諸手当支給など大きく前進。しかし、在外被爆者支援連絡会の平野伸人さんは「寝たきりや幼少時の被爆で証人がいない人に、被爆者健康手帳が交付されない問題が残っている」として、援護法の完全適用を求める運動継続を訴えた。
一方、日本政府の有事法制制定やイラク戦争、自衛隊のイラク派遣に反対する運動に取り組む「『戦争法』に反対する市民の会」の崎山昇さんは「戦後初めて自衛隊を戦場に出してしまった。多くの国民は反対しているのに、なかなか止める動きにならない現実がある。今後も憲法改正が射程に入るなど、運動が問われる年になる」と訴えた。
「長崎の証言の会」の森口貢さんは、同市立図書館建設に伴い市が被爆遺構の旧新興善小校舎を解体する方針について「校舎を残すことで戦争反対という市民の声を永久に残すことができる」と保存を求めた。
座り込みでは急きょ、イラン地震支援募金を呼び掛け。平野さんは「被爆地長崎から世界の問題に敏感に反応することが重要。戦争に加担するのではなく真の人道的支援とは何か、を問い掛けたい」と話した。
[2004年1月3日]
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kako/200401/03.html