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防衛庁がまとめた陸上自衛隊先遣隊報告の要旨は次の通り。
【1】治安情勢
(1)南東部ムサンナ州等の情勢
・南東部における事件の約75%はバスラ州、残りの約25%は主にマイサン州において発生。ムサンナ州における事件は著しく少ない。この傾向は現在も継続。
・フセイン政権の崩壊を歓迎する機運が強く、連合軍による復興への期待が高い。
・イラク南東部ではテロ等の可能性は存在するものの、イラク他地域に比べ全般的に比較的安定。
(2)サマワ市周辺の情勢
・サマワ周辺では、連合軍に対する大きな事件は発生していない。
・1月3日に発生したデモは、米軍が実施していた清掃作業に伴う雇用が、プロジェクトの終了に伴い、なくなったことに起因する失業者によるもの。先遣隊のサマワCPA(暫定占領当局)訪問時にデモに遭遇したが、平和的に実施され終了。自衛隊の活動に反対するデモの発生は考えにくい。
・現地は依然として深刻な失業問題を抱えており、住民の不満が反連合軍活動に結びつく可能性には留意が必要。
・伝統的な部族社会を中心に生活しているサマワでは、外部からの不審者が隠密裏に行動することは比較的困難であり、住民は不審者を積極的に通報するなど治安当局に非常に協力的。
・巡礼など大規模宗教行事に伴う人の移動等が治安に影響を与える可能性に留意が必要。
(3)自衛隊派遣に対する地元の反応
・先遣隊は自衛隊の活動に関する地元の強い期待と友好的姿勢を確認。
【2】宿営地の建設
宿営地の候補地の地権者等と会合を持ち、土地の使用について全面的に協力するとの前向きな回答を得た。
【3】自衛隊の活動に対するニーズ
ムサンナ州知事からは、日本からの支援を喜んで受けたい旨発言があった。
【4】地域社会との良好な関係の構築
ムサンナ州知事等からは謝意が示されたほか、将来的には、住民の雇用にも資する形での我が国の復興支援に期待感が表明された。 (01/24 12:32)
http://www.asahi.com/politics/update/0124/005.html