★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争46 > 118.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
アメリカが犯した「傲慢」という名の罪(10年前の本から)
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/118.html
投稿者 縄文人 日時 2004 年 1 月 04 日 22:46:41:bfek92EqWeCqg
 

再び「10年前の本」を引っ張り出して読んでみました。
この本は、ちょっとオカルトじみた本なのですが、
書かれたときから10年が経ったいま読み返してみると、
ひどくリアリティが感じられてきます。
ここに出て来る「鷲」とは、いうまでもなくアメリカです。
ま、とにかくお読みいただきたいと思います。

…………………………………………………………………………
さて、私はまた、誇り高き鷲の話をするとしよう。
鷲は偉大なるかな、偉大なるかな。
大空を飛び、全世界を飛び、
全世界の小鳥たちを、その羽毛の下にくるみ、
かばっているかのようだ。

ときに無法者が現れてきては、
鷲はいちばんに、その無法者を攻撃する。
まるで、正義とは自分のためにあるかのごとく、
自分のみが正義を体現しているかのごとく。
かつて、自分も数限りない暴虐の限りを尽くして、
今、王者の位にあることを忘れ去ったかのごとくに。

そもそも鷲は、呪われた国である。
そもそもが、女王の国より逃れ出た人々によってつくられた国だ。
迫害によって追われた国民(くにたみ)は、迫害を引き起こした。

まず、見よ。
広大な大地は、おまえたちのものであったのではあるまい。
そこにはたしかに、先住民族が住んでいたはずだ。
彼らにも神があり、
彼らにも先祖があり、
彼らにも、親や妻や子や兄弟があったということを考えたことがあるか。

インディアンたちの地を奪い取って建てられたる、
呪われた帝国よ。
おまえたちは、それを申し訳ないことだと思ったことが、
一度でもあったか。
おまえたちは、偉大なる侵略者でもあったのだ。

かつて、そう、ヨーロッパの誇り高き牛が、海を渡り、
アメリカの腰のくびれを、その角で突き刺したように、
おまえたちは、かつてあった文化を滅ぼしたのだ。
インカの民が滅び、
アステカの民が滅び、
マヤの民が滅び、
そして、数限りないインディアンたちの歴史も終わった。

そしてこともあろうに、
この鷲たちは、自分たちの勝利をよいことに、
ああ、神の処女地、黒き大陸、
その密林に忍び入り、
そこにいたのはゴリラではないというのに、
数限りない人々を密林から奪い去り、
物のごとく買い取り、あるいは買い取りもせず船に積み、
鷲の国に連れて来て、
獣同然に、家畜同然に使った。

かつてローマ時代の奴隷でも、
これほどのものではなかったであろうというほどに。
戦って破れた者たちならば、まだ名誉はそこにあるであろう。
しかし、彼らは戦うこともなく、
まるでゴリラか猿のごとく売り飛ばされて、
そして、人間以下の扱いをされた。

その復讐は、徐々に、徐々にと起きてきたであろう。
しかし鷲は、まだまだ侵略をやめなかった。
全世界にその羽音をたてて、
あちらこちらにと、残された処女を追い求めた。

鷲は強かった。
先に取られたる女どもも、自らの手で取り返した。
まるで、他人のものとなったものを奪い取るのが、
自らの幸福を呼ぶかのごとくに。
見境なく、あれを取り、これを取り、しようとした。

多くの犠牲のもとに成り立った鷲の大国よ。
おまえたちには、恥という言葉があるのだろうか。
いや、ないに違いない。
なぜなら、おまえたちは、
正直な人間であるならば恥だと思うことを
正義という名のもとに行っている。

しかし、おまえたちの神とは、そもそも誰なのか。
おまえたちは、いったい誰を信じているのか。
おまえたちの神は、その名は、何というのか。
おまえたちは知っているのだろうか。

しかし、私は言う。
キリストの日記のなかには、おまえたちの繁栄が記されていない。
おまえたちの繁栄が記されていないということは、
おまえたちの繁栄は、時代のあだ花だということなのだ。
時代のあだ花は、時代のあだ花として散ってゆかねばならないのだ。

おまえたちは希有なる戦いの勝利をおさめた。
半世紀も前のことである。
おまえたちは鈎十字を滅ぼした。
この男は、恐ろしい男であった。
手強い男であった。
敵の数があれほどまでに多くなかったら、
おそらく、鷲をも食べてしまうだけの力があっただろう。

おまえたちは、奴を狂犬と呼んだ。
狂犬は、なるほど狂っているだけに手強いものがあった。
あたりかまわず食い散らしたかに見える。

しかし、おまえたちは自分の言葉をもう一度、思い出すがよい。
相手は狂犬であったのだ。
狂犬と戦い、多少なりとも傷を負ったということは、
その狂気が、体のなかにしみこんだということなのだ。
狂犬を倒したる者も、また狂犬のごとくなる。
それは歴史の示すとおりだ。

おまえたちのなかにも狂気は流れている。
おまえたちは、あの狂犬の鈎十字を倒したる後に、
その狂犬たちの仕打ちから、
あたかも全世界を解放したかのごとく思い、
ユダヤの地に新たな国を建てた。
イスラエルという血塗られた国を。

この国が建ったということが、人類の最期につながるということを、
まるで少しも気づかなかったがごとく、
おまえたちは満面の勝利を頬に浮かべて、
この国を建てた。

この国は禍いである。
なぜならば、二千年の昔、
この国に生まれたるは、救世主イエス・キリストであり、
この者を迫害し、十字架にかけたのも、
この国の人々である。
そして、そのイエスを神のひとり子として信じているのも、
また、鷲の国の人々ではないのか。
ここに大いなる矛盾がある。

この民は呪われている。
おまえたちは、よくよく知っておくがよい。
救世主を殺したる民族は、決して幸福にはなれないということを。
その呪いは、二千年の月日をもっても終わらないのだ。
それは、一つの文明が終わらない限り終わらないのだ。

一つの文明が終わるということは、
数多くの人が死に、
数多くの建物や山や谷や河や大地が姿を消すということなのだ。
それだけの重い罪であることを忘れてはならない。

この呪われたるユダヤの地に国がある限り、
地上は赤く染まる。
そして、その国を建てたのが、この栄光の鷲であるならば、
鷲は地に墜つるしかない。
鷲は神の怒りに触れて、大地に墜つるしかない。

(大胆に省略)

おまえは誇りのみを追い求めすぎた。
おまえは常に勝者であろうとしすぎた。
おまえはチャンピオンベルトにこだわりすぎた。
よく負ける者こそ、よく勝つ者であるのに、
よく勝ち続けたおまえには、もはや負けしか待っていない。
その負けは、手痛いものとなるであろう。
おまえの腰骨は打たれ、おまえは立ちあがれなくなる。
それもこれも、おまえがたった一つの罪を犯したからなのだ。
そう、傲慢という名の罪を。
神の心を解せなかったという罪を。
神が常に自分の側にあったという誤解をした罪を。

(大胆に省略)

おまえの前に立ちはだかっている巨大なものがある。
そう、その名をおまえも知っているであろう。
アラーという名の偉大な神の名を、
おまえの聞いたことがあるであろう。
それは、天にも届かんばかりの巨人だ。

その巨人が、おまえの前に立ちはだかっている。
そしておまえは、立っている側が逆であることを宣告されたのだ。
おまえは、イスラエルの民を率いたモーゼのつもりでいたのであろう。

しかし、アラーの神は言われるのだ。
おまえはモーゼではないと、
おまえはラムセス二世であると。
モーゼの民を追いつめ、滅ぼそうとしているラムセス二世こそが、
おまえの側であるのだと、アラーの神は言っておられるのだ。

アラーの神がそう言われるとき、
紅海は真っ二つに裂け、
ラムセス二世の軍勢は海の藻くずと化す以外にないのだ。
おまえは間違えたのだ。間違えたのだ。
その驕りは神から来たものではないことを。
その驕りが悪魔から来たものであることを。
おまえは忘れていたのだ。

そのアラーの手に剣を突き刺すというのか。
いいや、しかし、おまえたちの適う相手ではない。
アラーの手は巨大なのだ。
その一打ちで、大地は恐れおののくのだ。
その一打ちで、おまえたちの軍勢は崩れ落ちてゆくのだ。
おまえたちは、アラーを敵にまわしてしまったのだ。
(以下全部省略)

●参考↓
空の王者鷲と、砂漠の蠍と…
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=90
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=391

 次へ  前へ

戦争46掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。