★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争46 > 1175.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
交流停止:豪と北朝鮮 核開発疑惑受け「雪解け」遠く [毎日新聞]【と言いつつ、豪と北朝鮮は“親密”のようだ】
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/1175.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 23 日 19:55:23:Mo7ApAlflbQ6s
 


 00年に北朝鮮と国交を回復したオーストラリアが、核開発疑惑の高まりのため、約1年前から交流を停止している。動き始めた農業開発の支援プログラムも無期延期に。関係者はジリジリしながら活動再開を待つが、北朝鮮の方針転換を待つ豪州の姿勢は変わらず、両国間の本格的な「雪解け」はまだ遠そうだ。【シドニー山本紀子】

 00年に活発な外交活動を展開した北朝鮮はイタリア、英国、豪州などと国交を結んだ。豪政府は農業や核拡散防止の技術指導に乗り出した。豪国際農業研究所は60万豪ドル(約4900万円)の予算を組み、「トウモロコシとコメの効果的な育成」をテーマに、共同調査に乗り出した。

 研究所のトニー・フィッシャーさんは00年12月、北朝鮮の農家を視察に訪れた。車窓から眺めた国土は山がちで、耕作地が少ないことを実感したという。

 土壌を調べるため地方の農家も訪れた。肥料はなく、農具は20年以上前のもので、壊れても代わりの部品を輸入できないと聞かされた。「どの家も、自家用の鶏と野菜を裏庭でひっそり育てていた。農家は食糧に不自由していないが、極寒の北部には、国連の援助物資も届いていないらしい」

 地元研究者と意見交換した時は、研究者同士が口をきかないことに驚いた。「横のつながりが薄いのは共産社会の特徴だが、徹底していた」とフィッシャーさんは振り返る。

 3年計画の農業支援策はしかし、02年暮れに座礁した。同年10月のウラン濃縮疑惑で、豪政府が「交流の棚上げ」を決めたからだ。「スイスやドイツは支援を続けているらしい。やっとつながった糸が切れなければいいが」とフィッシャーさんは話す。

 国交再開後、両国は活発な人材交流を行い、01年には北朝鮮のスタッフ6人が来豪、翌秋は豪州のスタッフが平壌で5日間の勉強会を開いた。しかし、「交流の棚上げ」決定以降はぷっつり途絶えている。豪外務省核拡散防止局が主催した、核物質の管理法を学ぶ研修も中止になった。平壌に豪大使館をつくる計画も延期されたままだ。

 豪政府関係者は「目標は朝鮮半島の非核化。豪州の最大の貿易相手である日本、中国、韓国が北朝鮮周辺にあるため、地域の不安定は我々にも望ましくない。核疑惑を払しょくする具体的な行動をとらない限り、活動は再開できない」と語る。

 それでも2国間の対話は細々と続いている。在キャンベラの北朝鮮大使は週1度程度、豪外務省に足を運ぶという。大使は「丁重な言葉遣いと流ちょうな英語」(関係者)で、交流の棚上げに遺憾の意を示し、「敵対政策」をとる米国を非難して帰っていくという。

[毎日新聞1月23日] ( 2004-01-23-18:08 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040124k0000m030021000c.html

 次へ  前へ

戦争46掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。