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●○○今週の一言○○●
フセイン大統領拘束時の状況/「思邦会」講演録3
(平成16年1月21日)
友人から送られてきた、フセイン大統領拘束時の写真。
「大統領は穴倉ではなく、部屋の中で捕まった」という説を裏付けるものだ(クリックで拡大表示)。
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イラクの友人から、サダム・フセイン大統領拘束時の詳しい状況について、情報が寄せられている。以下は、昨年12月13日(現地時間)の拘束直後にフセイン大統領と面会したアドナン・バチャーチー氏が、親しい友人に語ったものだという。
統治評議会の長であるアドナン・バチャーチー氏は、拘留中のサダム・フセイン大統領との会談の様子を親しい友人に語った。会談には3人の統治評議会メンバーも同行し、35分間にわたって様々なディスカッションが行なわれ、次のようなやりとりがあった。
バチャーチー氏によると、フセイン大統領はベッドに仰向けに横たわり、ベッドのすぐ近くにはいくつかの椅子が置かれていた。フセイン大統領はバチャーチー氏の方に顔を向けた。バチャーチー氏らがフセイン大統領に話しかけた際には、大統領はまるで熟睡しているかのようで、相当に疲れきっていたという。
バチャーチー氏はこう語る。「彼は私のほうに頭を向け、こう言った。『アンタは、こうした学のない者たちと政治の分野で一緒に働くことを、よく自分自身で許せるね。彼らは個人的な利益、恩恵、地位のことしか頭にない連中じゃないのか』と。」
バチャーチー氏はただ笑って、そつのないやり方で返答したが、その実、フセイン大統領の精神力とプライド、尊大さに感服していたという。しかし、他の3人のうち、モワック・ロバーイ氏は、大統領に「なぜアンタは自爆しなかったんだ」と尋ね、彼を挑発しようとした。
大統領はあざ笑いながら答えた。「私に自殺しろって言うのか? 私を見てみろ、どうやって動けるっていうんだ? それに、私は麻酔剤のせいで、まだ感覚がないんだ」。大統領は、「アンタは政治とスパイ活動を分かってない。もっとよく勉強したまえ。これは、アンタがロンドンのアパートでモサドのために開いた宴会とは違うんだよ」と言って、一同を驚かせた。すぐそばには、ブレマー行政官と彼の手下が立っていた。
つまり、フセイン大統領は死を恐れてはいなかったのだ。それは後の歴史が説明することだろう。我々バース党員は、フセイン大統領の拘束劇が、こうした真実を抜きにして世界に報じられ、語られていることに、驚きを禁じえない。
さて、その場にいたアハマド・チャラビ氏だが、「我々は、なぜあなたがクウェート進攻を決意したのか知りたい」などという質問をした。これに対してフセイン大統領は、「王政時代からアブドル・カリム・カセム体制の時代まで、クウェートはイラク国内、それもバスラ州の中の小さな街に過ぎなかった。これは、様々な証拠によって明らかにされていることであり、アンタが好もうと好まざるとにかかわらず、クウェートは今もイラクの街なのだ。次の世代のイラク人たちは皆、この真実を知っており、この真実のために戦うだろう。私はアンタが何を言いたいか知ってるよ。しかし、私はアンタが考えているように後悔なんてしていない。思い違いはアンタのほうだ」と断言した。その語り口には、いささかの後悔も感じられなかったという。
大統領は引き続き、チャラビに言った。「私が持っているのは誇りだけだ。一方で、アンタはこの建物全てを所有している。しかし、私は原理原則のために生きている人間だ。時には間違うこともあるかもしれないが、とにかく原理原則に生きている。私は原理原則に近づき、原理原則をかなえるために働いてきた。やがて、歴史が正しいものには『正しい』と判断を下すだろう。誰もが、『いつの時代にも、どんな体制にも、誤りも良いことも両方ある』ということを知っている。言っておくが、今日、あなたはいかにして自分自身を称えるのか。私を称えてくれた人たちは、いかにして誇り高く生きるかを望む、ごく普通の、大多数の人たちだ。あなたは私が死を恐れていないということを知るべきだ。何が起ころうと恐れていないということを。
あなたは国民が怒ってから初めて、イラクの人たちを大切に扱うようになるだろう。イラク国民は、無から全てを欲しがる。そして、イラク国民は、あなたの姿を見たら、もうこれ以上あなたに従うことはないだろう」
フセイン大統領はモアック・ロヴァーイ氏から再三にわたって挑発を受けたが、相手にしなかった。終いには、モアフク・ロヴァーイ氏のほうが、素早く部屋の外に飛び出してしまったという。
これらが、バチャーチー氏の語った実話である。
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やはり、フセイン逮捕は、いろいろヤラセがあるみたいです。