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19日にイラク入りした陸上自衛隊先遣隊の一部が3日間程度の調査で週末に帰国し、治安状況を政府・与党に報告することになった。今月末にも施設部隊、2月下旬から本隊を派遣する既定方針通り進めるには、週明けに政府・与党で派遣決定の手続きをとる必要があるためだ。政府は陸海空3自衛隊の派遣について、一括して国会承認を求めている。来週中に行われる衆院審議に間に合わせたい思惑もあったとみられる。
先遣隊の一部は23日に帰国し、政府が「比較的安定」とみている現地の治安状況に変わりないことを報告する見通し。
これを受け政府は24日、自民党の安倍晋三、公明党の冬柴鉄三両幹事長に施設部隊と本隊の派遣への了承を求め、公明党は26日に執行部一任の党内手続きをとる。同日中にも開く小泉純一郎首相(自民党総裁)と神崎武法・公明党代表の与党党首会談で派遣を決定、陸自の装備を輸送する海自輸送艦隊も含む派遣命令を石破茂防衛庁長官が出す方向で調整している。
今回の治安調査自体、陸自派遣に慎重だった公明党の了承を得る「儀式」の色合いが濃いと言えそうだ。
国会承認については、衆院テロ防止特別委員会で28日に審議入りし、来週中に衆院、翌週に参院で承認する日程を与党側は描いている。野党は、今年度補正予算案より先に26日から審議するよう求めているが、与党は応じない構え。
先遣隊の調査報告を急がせた背景には、野党から「派遣命令の出ていない陸自本隊の国会承認を求めるのはおかしい」と攻められないよう、審議入りに間に合わせる狙いもあったとみられる。【平田崇浩】
[毎日新聞1月21日] ( 2004-01-21-19:15 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040122k0000m010042000c.html