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2004.01.21
Web posted at: 03:50 JST
- AP
バグダッド(AP) バグダッドで20日、フセイン元大統領の死刑を求めてシーア派イスラム教徒5000人以上がデモ行進した。同国内で多数派を占めるシーア派だが、旧政権下では数十年にわたって抑圧されていた。
デモ参加者は「サダムは戦犯で、戦争捕虜ではない。サダムを死刑にせよ」などと叫んだ。フセイン元大統領が米軍に拘束された昨年12月13日以来、同元大統領に死刑を求める大規模なデモが行われたのは初めてとされる。シーア派が多数を占める同国南部ナジャフでも同日、数百人が参加して同様のデモが行われた。
バグダッドでは19日、7月1日までにイラク暫定政府を樹立して主権移譲を予定している米英占領当局の青写真に反発して、シーア派イスラム教徒約10万人が直接選挙を求めるデモを行った。
反発を強めるシーア派の動きを受けて、米政府は19日、国連にイラク調査団を派遣して選挙実施の可能性を検討するように要請。米政府は国連調査団が選挙実施を時期尚早と判断して、シーア派の最高権威シスターニ師を説得してくれるように望んでいる。
シーアはイラク全人口2500万人の約6割を占めるとされる。しかし、少数派のスンニ派が支配したフセイン旧政権下の35年間は迫害を受け、権力から遠ざけられた。旧政権下で数千人のシーア派教徒が殺害されたといわれる。
黒のベールをかぶったカリマ・ハヌーンさん(40)は「サダムが拘束され、完全な自由を手にした。不信心者のサダムの処刑を求める。サダムは我々の子どもを殺し、集団墓地に埋葬したのだ」と述べた。ハヌーンさんの一家では11人がフセイン政権下で処刑されたという。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200401210001.html