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(回答先: 北朝鮮とイランの核放棄要求 米大統領一般教書で 投稿者 rand 日時 2004 年 1 月 21 日 13:07:13)
ブッシュ大統領一般教書、イラク戦争の意義を強調
2004.01.21
Web posted at: 12:34 JST
- CNN
（ＣＮＮ） ブッシュ米大統領は米東部時間２０日午後９時（日本時間２１日午前１１時）すぎから、上下両院合同会議で今年の施政方針を示す一般教書演説を行った。大統領は、イラク戦争でフセイン政権を打倒した意義を強調し、「イラクでは、大量破壊兵器関連の活動がいくつも発見されている」と米調査団報告に言及したが、詳細には触れなかった。
大統領は演説冒頭、現政権による減税措置が米国経済再生に大きく貢献したと宣言。公的教育改革や高齢者向け医療保険改革も「いたわりと改革」政策の成功例として掲げた。
大統領はその後、演説前半を対テロ戦争や大量破壊兵器問題に費やした。同時多発テロを受けて成立した愛国者法に言及し、対テロ戦争遂行には司法当局の捜査権限を大幅に拡大した同法が引き続き必要だと強調。同法は民主党や人権団体などから政府による人権侵害を正当化させるものとして強く批判されており、時限立法としてこのまま来年失効させるべきだとの意見が強いが、ブッシュ大統領は「愛国者法が来年失効しても、テロの脅威は来年なくなるわけでない。同法の期限延長は是非とも必要だ」と訴えた。「愛国者法が来年失効する」と大統領が述べると、議事堂内の民主党議員らが大きく拍手する一幕もあった。
大統領はさらに、「大量破壊兵器を所有したりテロリストを支援する独裁国家」に言及し、大量破壊兵器の「影の下で生きることは断固として拒否する」と強調。この決意があったからこそ、アフガニスタンは新しい民主憲法をもつ自由な国となり、イラクのフセイン政権は打倒されたと評価した。
大統領はイラクの現状について、サダム・フセイン支持の反米抵抗勢力は外国人テロリストと共闘し、現在も深刻な脅威をもたらしていると指摘した上で、「しかしイラクの絶対的支配者は穴の中で発見され、今はろうやの中にいる」と笑ってみせた。また、議事堂で大統領夫人の隣に招かれていたイラク統治評議会のパチャチ議長を紹介し、「米国はイラクの人々と共にあります。一緒に自由なイラクを作っていきましょう」と呼びかけ、「米国はごろつきや暗殺者などの脅しに屈したりしない」と言明した。
大統領は「この議事堂には、イラク戦争に反対した人たちもたくさんいるが」と述べた上で、「サダム・フセイン大統領の支配が続いていたらどうなっていたか考えるべきだ」と指摘。米調査団の報告で「大量破壊兵器関連の活動がいくつもみつかっている」と述べ、「我々が行動しなければ、計画は独裁者の手でなお続けられていた」とイラク攻撃の正当性を主張した。国際社会の理解と協力を得る外交努力をしていないとの批判に対しては、日本を含めイラクに部隊派遣している国々の名前を列挙した。
大統領はさらに、米国がイラク戦争で決意の強さを実証したおかげで、世界情勢は好転していると言明。イラク・フセイン政権と１２年も外交努力を続けても奏功しなかったが、イラク戦争を機にリビアのカダフィ政権と交渉した結果、わずか９カ月の交渉で大量破壊兵器開発を諦めさせることができたと指摘し、「外交が成功するためには、発言に信ぴょう性が必要だ。米国の言葉を疑う者は、もはや誰もいない」と、外交努力には力の裏付けが必要との姿勢を強調した。
北朝鮮とイランの核問題については「異なる脅威には異なる戦略が必要だ」と言及。北朝鮮については「地域諸国と共に、核開発計画を全廃するよう主張している」と簡潔に述べるに留め、イランについても国際社会と協調して核開発断念を迫っていると説明した。
国内問題では、財政赤字を５年間で半減させることは可能だと言明。また不法移民に一時的な在留資格を与える移民法改正案は、米国経済に寄与するだけでなく、不法就労者の人権保護にもつながるとして、支持を求めた。麻薬問題の対策強化も表明し、プロスポーツ選手の薬物利用は若者に悪影響を与えているとして、スポーツ界に取り締まり強化を求めた。
国内で是非が議論されている同性結婚には直接言及しなかったものの、結婚は神聖なものだという立場を強調し、事実上、同性結婚を支持しない立場を示唆した。同時に大統領は、「結婚を神聖視する教えは同時に、全ての個人の尊厳を尊重するよう教えている」として、差別撤廃と寛容の精神を訴えた。
http://cnn.co.jp/usa/CNN200401210012.html
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。