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(回答先: Re: てすとん2 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 7 月 29 日 09:10:02)
◆遠地実体波解析(暫定解)◆
● 概略・特徴: 9月5日19時7分(日本時間),紀伊半島沖でMj6.8の地震が
発生しました。奈良県や和歌山県で震度5弱を記録するなどかなり広い範囲で地震
を感じました。津波も発生し,神津島では0.5mを観測したそうです.
気象庁による速報震源は次の通りです.
発生時刻 震央 深さ M
04/09/05 19:07 (JST) 33.2°N 136.9°E 10. 6.8
●データ処理: IRIS-DMCから収集した広帯域地震計記録(P波上下動26,SH波2)
を用いて解析しました.
●結果: 結果を図1に示します。
主な震源パラメータは次のとおりです.
走向、傾斜、すべり角 = (69, 55, 76)/(272, 37, 109)
地震モーメント Mo = 1.1 x10**20 Nm (Mw = 7.3)
破壊継続時間(主破壊) T = 16 s
深さ H = 12 km
食い違い Dmax = 3.9 m
Dmean = 2.2 m
●解釈その他:1944年の東南海地震の近くで起こった地震です.はじめ点震源
を仮定してメカニズムを求めました.震源が南海トラフの近くなので低角逆断層
の地震か?と思いましたが,かなり高角の断層面をもつプレート内の逆断層地震
でした.2つの節面のどちらが断層面かはこの解析からだけでは判断がつきません.
赤のコンターが今回の地震のすべり分布(間隔は0,5m). 緑のコンターは1944年の東南海地震のすべり分布 |