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(回答先: Re: テスト 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 5 月 05 日 15:08:35)
暗黒のシステムエンジニア【がんばれ!!ゲイツ君】
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/column213.html
個人情報と言えば最近は閣僚の年金の未納の言い訳にも使われるほど一般的な言葉になって来ておりますが、それが例のYahoo!BBなどから流出し、それがもとでSPAMが蔓延する、などという問題になっていることはよく承知のことかと思います。SPAMも缶詰の方のやつだとゴーヤと一緒に炒めて食べたりすると結構美味しいのですが、迷惑メールだと全く煮ても焼いても食えたものじゃあありません。
そういうことを受けて、先日Docomoが宛先不明のアドレスに対して配送をするSPAMメールについて、SPAM業者に対して料金を請求するということになったようです。実際これで4260万円も課金できたとのことで
Docomoだとメールを送信した側も受信した側にも課金されるので、宛先不明メールだとこの代金が取りっぱぐれることになるので今回の徴収になったようですが、しかしこれでSPAM業者も下手な鉄砲をむやみに撃つこともできなくなったというわけで、我々にとっては結構朗報かもしれませんね。
とは言え、こういうのはいたちごっこですので、逆に品質の良い名簿が開発されて出回るようになることも十分考えられます。でもこの手の対策はやらないよりはずっとマシですから、普通のE-MAILの用でDocomoだけではなく一般のプロバイダの側でもこういう対策を取って欲しいものですね。
ちなみに、E-MAILのSPAMと言えば送る方も受ける方も我らがゲイツ君のHotMailが大変著名な存在になっていることはご承知かと思います。実は先日私も怖い物見たさにHotMailのアカウントを取得してみたのですけれど、特に辞書にあるようなメールアドレスにしなかったにもかかわらず、登録したその日からバイアグラどうですか等のメールが殺到するようになったのは驚きました。私はYahooにもメールアドレスを登録しているんですがこちらは取得して数ヶ月経っても全くSPAMが来ないことを見ると、やはりHotMailはどこかで個人情報が自動的に漏れているとしか思えないですね(^^;。ゲイツ君もSPAMには罰則を科すなんて威勢の良いことを言っておりますが、まず自分の所のメールシステムをなんとかしてもらわないとお話にならないような気がします。
さて、ゴールデンウィークもまっただ中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今のところ天気は良いようで行楽に行かれている方も楽しんでおられることかと思います。
それにしても、最近では米軍によるイラク兵へ捕虜に対するの組織的な虐待などとんでも無いことも起きていますが、まぁ無抵抗で白旗を持った市民やけが人を運んでいる救急車を平気で銃撃するような軍隊ですからこういう虐待が起きても何の不思議もありませんけれどね(しかし化学薬品を浴びせるって、旧陸軍の731部隊ですかこれ)。
あの虐待が起きた収容所は旧フセイン政権で反体制側の人間を収容していた所のようですが、ブッシュも結局フセインとやっていることは同じなわけで、何のための戦争だったのかもうすっかり訳が解らなくなってしまいましたね。まったくとんでもない解放軍もいたものです。
ちなみに、こういう明白な虐待や殺戮などのような本質的なものには何も目をむけずに、ピントはずれな自己責任論で人質になった被害者を非難することにご執心なのが今の政府日本というわけで、いやはや全くなんて我が国は素晴らしい国なんだと思わずにはいられません(:-P。
ま、戦争が起きたら誰しもああいう風に狂ってしまうのだと言う見方もできますが、日本は幸い憲法第九条で戦争は禁止されていますから、今のところ日本人がああいった虐待をするような事態にはなり得ないのが救いでしょう。今日は憲法記念日ですが、このご時世、世界各国で九条に学ぶべきだという声が挙がっていますし、スペインではこの憲法九条の碑が建てられるなどもしているようですね。ありがたいものです。
といったわけで世間では嫌な話題が多くて仕方がありませんが、まぁでもせっかくのゴールデンウィーク、あまりMSを初めとした嫌な話題ばかりお話しても重苦しくていけませんから、今日は特別企画として軽めの話題でお送りしたいと思います。おそらく今回は読まれる方も普段より少ないはずですので、こうした話題をお送りするには打ってつけかとも思いますし。(^^;
コンピュータ関係の仕事などをしておりますと、MSの伝統芸能に対して苦労を強いられるのはもちろんなのですが、当然ながらそれ以外でも苦労する場面が多いことも事実です。10年以上こういう仕事をやっているといろいろな会社(人)も見てきておりますし、こりゃMSより酷いんじゃないか、と思うことも少なくありません。ただそうは言ってもそれで切れてしまっては仕事になりませんので、こちらはお客様とは根気よくつき合っていくしか無いのですけれどね。
そんなわけで、こういう私自らのSE体験をお話するのもたまにはいいのではないかと思いまして、もういいかげん時効だろうと思われるお話について2件ほどご紹介したいと思います(^^;。
1、すぐに来い
どの会社とは書けませんが、今から10年位前に某お役所系の会社にシ
ステムを納品した時のことです。まぁお役所と言えば融通が利かないとか、
頭が固いとか色んな印象をお受けになる方も多いのではないかと思います
が、この会社も例外ではありませんでした。まぁでも、よけいな所だけは
柔らかいようで、うちの女性が言語的なセクハラを何度も受けたりしたよ
うですけれど(ちょっとここでは書けないほど下品なのでまた別の機会に
でも(^^;)。
で、そんなある日、その顧客の担当者から電話が掛かってきました。ど
うも何やらあわてている様子です。
「おーい、システムが動かないんだけど」
聞くと、電源を入れてもモニターが真っ暗のままで全く反応してくれな
いとのことです。
こういう場合は実は電源が入っていないという原因のことが多く、私も
それを当然のように指摘したのですが、その結果顧客の怒りをさらに買う
ことになってしまいました。
「電源?入ってるに決まってんじゃないの!何度も確認したよ。電源ケ
ーブルもちゃんと入っているし」
うーむ。電源が入ってもシステムが起動しないとなると、ボードか電源
ユニットか?いずれにしても現地に出向いて対策を練らないとわかりませ
ん。
「すみません、そういたしますとお客様の所にお伺いして調査させて頂
くしかないのですが、サポート契約がありませんので費用の方を後ほど請
求させて頂くことになります。」
「解った、とにかくこのままだと仕事にならないから、早く来てくれ」
そんなわけで現地にハード担当の人間とシステム担当の人間二名で赴い
たのですが、到着してすぐ、なぜシステムが立ち上がらなかったのかが解
りました。
確かに電源スイッチは入っていました。本体の電源ケーブルも抜けてお
りませんでした。
しかし、その先の電源のテーブルタップが、壁の電源のコンセントから
抜けていたのです。
どうも掃除のおばちゃんが誤って抜いてしまったのではないかというこ
とだったのですが、しかし、今回の出張の費用を一体どうするのかと言う
ことでてんやわんやに揉めるハメになりました。
「だから、電源は確認したけれど、その先のコンセントが抜けているか
確認しろなんて言わなかっただろ!」(子供ですかあなた)
「そもそも、なんでお前らが来る前に、営業の人間が来てコンセント確
認する位やらないんだ」 (直ぐ来いって言われたから来たんですけれど)
「こんなんで費用を請求したら、お前の所から入れているコピー機も
FAXも全部別のメーカーのものに替えるからな!」(はぁ?・・)
なんで電源コンセント一つ抜けてただけで全社のコピー機を入れ換える
話になるのか、当時まだ新人SEであった私には全く理解不能の出来事だっ
たのですが、結局その顧客はコピー機メーカーに圧力を掛けたらしく今回
のサービス費用はそのメーカーで負担するといった結果になってしまいま
した。理不尽、と言う言葉の意味を初めで肌身を通じて感じ取った、大変
貴重な経験をさせていただいたという点では、今でもその顧客に感謝して
おりますけれども(^^;。
2、これは何ですか。
これも某お役所系の会社にシステムを納品した時の出来事です。さきに
述べた会社とは違う会社ではあるのですが、どうもお役所系の会社の例に
漏れずここも人が余っているようで、そこにはシステムの納品物のマニュ
アルをチェックする専任者、という人がいらっしゃいました。
肩書きはどういう肩書きだったのかは記憶しておりませんが、とにかく
いろんな業者が納めるマニュアルや文書などをしらみ潰しにチェックして
返すという、別にこんなことに専任者を置かなくてもいいじゃないかとそ
ういうお方がその会社にはいらっしゃったのです。
で、当時うちの会社が納めたマニュアルについても、その方の大変厳密
なチェックが入ることになりました。噂ではどのくらい赤を入れたかで出
世左右するようなお方なのだ。などとも言われておりましたが定かではあ
りません。まぁともかく、これは心してマニュアルを作成する必要があり
ます。
当時は今は無きアルダス社のページメーカーというDTPソフトにてマニ
ュアルを作成していたのですが、中の記述で、「ここは人が操作する所」
ということを説明するために、人間の絵を登場させる必要がありました。
ここでオフィスに付属しているアメリカナイズされた下品なクリップアー
トを使うのには到底我慢がならなかったうちの担当者は、人を示す絵とし
て下記のような絵を書いたのです。
この絵自体はユースケース図などにも現れるごく一般的な絵で、「人」
というオブジェクトを抽象化するにはもってこいの絵であると思うのです
が、しかしあのお方に取ってみればそんなことは関係ありません。
赤ペンで沢山チェックが入った原稿を受け取った我が社の担当者は、そ
の中にこの絵について、下記のような驚くべきチェックが入っていたこと
に気づいたのです。
これは何ですかって・・・・
確かに、この「人の絵」は、手書きで円と直線で仕上げた絵だけに、か
なり微妙な絵だったのかもしれません。結果的に、その微妙な線分が男性
を象徴するあるものに見え、結果として人間というものを抽象化すべき図
形がその役目を果たさなくなっている、そのことに対しての怒りがあった
のだと考えることもできます。
しかし、大変申し訳ないのですが、もっと本質的な所をチェックしてい
ただくわけにはいかなかったのでしょうか。
とは言え、顧客の指摘に対してむげに断るわけにもいきません。
その後、指摘を受けた我が社の担当者の所へ行きますと、そのDTPソフ
トを使い、マニュアルのその箇所のくだんの絵を200%拡大させ、懸命
にその該当の箇所を修正しておりました。「いやーこれ、なかなかこうぴ
ったりいかないんだよね」
やっぱり大人しくオフィスのクリップアートを使うべきだったのかもし
れません。
さて、今日はちょっとGW特別企画として、暗黒のシステムエンジニアと題してお届けいたしましたがいかがでしたでしょうか。実は私のページは盲目の読者の方もいらっしゃるようで(そのうちお一人はご自分のホームページまでお持ちとのこと!)絵を使うのはかなり抵抗があったのですが、特別企画ということでなにとぞご勘弁いただけますと幸いです。マイクロソフトもイラク戦争も大事ですが、GWくらいは嫌なことは忘れてリフレッシュしたいものですしね。
それでは、残り少ない連休をどうぞ有意義にお過ごし下さい。また来週お会いすることと致しましょう。