現在地 HOME > 掲示板 > テスト7 > 362.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
例えば、ニューラルネットワークの研究に於いては、従来のように決められた構造を設定し、その中で素子間のつながりを進化させるのではなくて、ネットワークの構造そのものを進化させてみる、という試みも始まっています。またデガリス氏がC.G.(Computer Graphics)上で表現した極めて複雑なネットワーク
も、実はそれ自身に進化させるプログラムを組んでやっています。と言うのも、従来の様に人間が進化のプログラムを組むという方法では限界があるんです。またA.I.の研究は大雑把に、創発計算論、進化計算論、適応行動、発生発達モデルなどがあるが、これらはみな前述した内容の方向性を持って取り組んでいるもので、具体的な特徴としては
最後に遺伝子の事について言っておくと、95年1月に出版された本に引用されているが、ジャックとモノーが言った、「遺伝子というのはその中に組み込まれているスイッチング機構によって発現している」という言葉は、既に時代遅れです。遺伝子を発現させる仕組みは転写制御の研究によりわかってきていますが、ここ4、5年で状況は大きく変化しています。転写制御因子のレパートリーも昔は十数個でしたが、現在では軽く千を超えている、これは情報量にして教科書千ページにも昇るんです。このように、最近書かれた本に解説されているレヴェルでさえ、既に現状とはかなりの差ができている事を頭に入れておいて欲しいと思います。
文責:木村 俊介・藤井 由紀子・田中 英資・長田 さやか・安田 亨
Any questions & comments, please send mail to: