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本調査は、1995、96年度に白保・サンゴと赤土調査団(当時、団長吉嶺全二氏)が行った、「白保・サンゴ礁定点観測のための基礎調査」の継続調査で、97年度より、白保・サンゴと赤土調査団と八重山・白保の海を守る会との合同で実施している。
「白保・サンゴ礁定点観測のための基礎調査、1995年度」報告書の冒頭では、「『本来あるべき状態』にある石垣島白保のサンゴ礁のアオサンゴ、ハマサンゴ、エダミドリイシなどが将来どのように変化していくかを、定点観測によって、明らかにしたい」とし、「一方、白保・サンゴ礁への土地改良事業がもたらす赤土汚染公害(畑の表土や肥料、農薬が流れ込み、サンゴの海を破壊する)が目立ちはじめ」、この「赤土汚染公害は、海水の汚濁をはじめサンゴが生息するための環境を悪くしサンゴを媒体として生きている蛋白源としてのサンゴ礁の魚や観光資源にもなるであろう色鮮やかな熱帯魚にどのような悪い影響を与えるのか!今回の調査をもとにして、その変遷を明らかにし、原因と責任の所在を明らかにして、解決策をさぐるための資料にしたい」としています。
今回の調査は、以上のような調査の趣旨を受け継ぎ、95、96、97年度の継続調査として、定点観測のポイントがどう変化していったのかの把握と、海底の砂を採取し白保海域への赤土の流入状況を調べ、土地改良事業等による赤土流出を知るための基礎データ作成を行ないました。この調査が生かされ赤土対策がすすめられることにより、貴重な白保のサンゴの海が後世に受け継がれていくことを切に望みます。