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北朝鮮高官と日本人拉致問題などを話し合うため、自民党の山崎拓・前副総裁とともに中国・大連を訪れた平沢勝栄衆院議員は5日、自民党本部で安倍幹事長と会い、大連での会談について報告した。
平沢氏はこの後、国会内で記者団に、すでに帰国している拉致被害者が家族8人の帰国・来日のために平壌を訪れる「出迎え案」に、会談で北朝鮮側が言及したことを明かした。
安倍氏との会談では、平沢氏は「党、政府に無断で訪中し北朝鮮側と接触したことは申し訳なかった」と謝罪した。安倍氏は「日朝交渉は政府に一元化することになっている。気を付けてほしい」と注意した。平沢氏は同党の「北朝鮮による拉致問題対策本部」(本部長・安倍氏)の事務次長辞職願を提出した。
平沢氏は記者団には、「長時間なので色々なあらゆる話が出た」と述べ、改正外国為替・外国貿易法に基づく日本の対北朝鮮経済制裁の可能性や、北朝鮮の核開発問題も北朝鮮側と話し合ったことを認めた。
また、平沢氏は「(政府との)二元外交ではない。時間がたてばわかってもらえる。北朝鮮側も何とか早く拉致問題を解決したいという気持ちを持っていることは間違いない」と語った。
北京で昨年末に行った平沢氏らと北朝鮮高官との会談で、北朝鮮側が2002年9月の小泉首相の訪朝時に示した安否未確認の被害者10人に関する説明を「でたらめだった」と認めていたことも合わせて明らかにした。
◆首相「山崎氏らの会談は二元外交にはならない」◆
これに関連し、小泉首相は5日夜、「私も外務省も(会談を)依頼したわけではないので、二元外交にはならない。(日朝協議は)政府に窓口を一本化している」と述べた。首相は、中国を訪問中の山崎氏から電話で連絡を受けたことも認めた。会談が今後の日朝政府間交渉に与える影響については、「まったくない。北朝鮮側は(日本政府の)メッセージを誤って取っていない」と指摘した。
(2004/4/6/02:19 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040405it14.htm