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社説:60代以上は投票しなくて結構だとは [朝鮮日報]
ヨルリン・ウリ党(開かれたわが党の意)の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長が先月26日、「(今回の総選挙で)60〜70代は投票しなくてもいい。あの方たちはおうちで休んでおられて結構」と発言した。与党代表という者がこれほど言っていいことと言ってはならないことの分別ができないとは、呆気に取られるばかりだ。
鄭議長は自分の両親にも投票日に「うちで休んでいていい」と言うつもりか。そして、10年後自分が60代になると、投票所には行かないつもりか。
鄭議長は「キャンドルデモの中心に若者たちがいた。未来は20代と30代の舞台だ。(60代以上の)あの方たちはもはや舞台から退場する方たち」とした。鄭議長のこの言葉は、「60代以上はもう国の将来を心配する権利も、必要もない」という意味にしか聞こえない。
韓国の60〜70代は民族分断と戦争、あらゆる政治的激動を経験し、その中でも高度経済成長を成し遂げ民主化の基盤を築いた主役たちだ。彼らが保守的傾向が強く、ウリ党に対する彼らの支持率が相対的に低いからといって、親世代に最初から投票をあきらめるよう勧めるのは、最低限の常識のある者なら決してできないことだろう。
鄭議長はこれまで身の動きもままならないお年寄りが投票所に向かい、大切な一票を行使する姿をみて、美しいと思ったのか、それとも変わった年寄りだと思ったのか聞きたい。
鄭議長が強調した国の未来にしても、それは20〜30代だけのものではないはずだ。高年齢の世代であるほど次の世代に残す国の将来について、若い世代よりさらに心配し愛着を示すものだ。そして、老年層、中年層、青年層が協力し、調和を図っていくのが真の国の姿なのだ。
鄭議長の発言は万愚節の冗談を前もってやったものだろうと考えたくなるほど、与党指導者の資質に欠けた発言であり、常識以下の発言だ。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/01/20040401000084.html
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老人団体が鄭議長発言に遺憾表明
大韓老人会、全国老人福祉団体連合会などからなる全国老人関連団体連合会は2日、ヨルリン・ウリ党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長が自分の「60・70代卑下発言」を謝罪したことに対し、「老人福祉政策を確実に実行に移してほしい」と注文し、「そうでない場合、今後老人団体が団結し、行動で意思表明をする」とした。
同連合会はこの日、鄭議長の発言と関連した声明を発表し、「4.15総選挙を目前に控えたこの時点で、執権与党であるヨルリン・ウリ党の鄭東泳議長が老人世代を卑下する失言をしたのは極めて遺憾」としながら、このように述べた。
チョソン・ドットコム
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/02/20040402000048.html
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鄭東泳議長が大韓老人会会長に謝罪 [朝鮮日報]
ヨルリン・ウリ党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長は2日、自分の「60・70代を無視する発言」と関連し、地方遊説の日程を取り消して上京、大韓老人会会長に会って謝罪した。また、党舎で記者会見を行い、公式に謝罪した。
鄭議長は同日午前、ソウル市内でアン・ピルジュン大韓老人会会長などと会い、謝罪した。
鄭議長は続いてソウル・永登浦(ヨンドゥンポ)党舎で記者会見を開き、「私の失言で、お年寄りたちの心を傷つけてしまったことを心から謝罪する」とし、「本心ではなかった。誤った発言であり、再度お詫び申し上げる」と述べた。
チョソン・ドットコム