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日本医師会の会長選挙が1日、東京都文京区の日本医師会館で行われ、「小泉改革」への反対姿勢を鮮明に打ち出した大阪府医師会長の植松治雄氏(72)が、坪井栄孝会長の路線継承を掲げる副会長の青柳俊氏(61)、大阪府医師会会員の金丸昌弘氏(38)の2氏を破って初当選した。日医会長は、自民党の有力支持団体「日本医師連盟」の会長を兼務している。植松氏の会長就任は今夏の参院選にも影響を与えそうだ。
今回の会長選は、サラリーマン本人の医療費負担の3割への引き上げや病院経営への株式会社参入問題など一連の「小泉改革」の是非が争点になった。日医幹部には、小泉改革で「煮え湯を飲まされ続けた」という思いがあり、内部には「自民党1党支持を見直すべきだ」との意見がくすぶっている。植松氏は「小泉改革路線は財政至上主義」と、小泉政権との対話を重視してきた坪井執行部を激しく批判してきた。
会長選は、全国8ブロックの代議員342人の無記名投票で行われ、開票結果は植松氏211票、青柳氏127票、金丸氏0票だった。植松氏の任期は06年3月までの2年間。
植松氏は、いったんは会長選に立候補を表明していた東京、関東甲信越両ブロック推薦の桜井秀也日医常任理事、中部ブロック推薦の宮崎秀樹参院議員の協力を得て、「反坪井三派連合」を結成し、選挙戦を有利に運んだ。
青柳氏は「坪井氏の掲げた旗は振り続けなければいけない」と主張。国の財政状況を踏まえ、経済・財政にも目配りしながら医療制度の改革を進める現実路線の重要性を訴えたが及ばなかった。【因幡健悦、堀井恵里子】
[毎日新聞4月1日] ( 2004-04-01-13:13 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040401k0000e040109001c.html