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(回答先: <岡本首相補佐官>首相に辞意伝える【毎日新聞】 投稿者 処方箋 日時 2004 年 3 月 28 日 23:27:16)
[岡本補佐官辞任] 評価と批判 イラク支援道半ばで
2004 年 3 月 30 日
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小泉純一郎首相は外交アドバイザーだった岡本行夫首相補佐官の辞任申し出を了承、30日、退任の手続きが取られる。
岡本氏については「顔の見える」イラク復興支援に取り組んだ行動力に高い評価がある一方、出身官庁の外務省との間ですき間風が吹き、民間企業との親密な関係に批判も出ていた。
29日、首相官邸で記者団の取材に応じた岡本氏は、辞任の理由について「年度末は日本的に言えば一つの区切り。イラクではいろいろなことが軌道に乗り始めている。コップの水があふれるように、それじゃあこのあたりで、ということを願い出た」などと語った。
岡本氏が社外取締役を務める民間企業の社員がイラクのセメント工場を調査していた問題が、今年初め、国会や月刊誌で取り上げられたが、これを考慮したかについては「まったく関係ありません」と否定した。
元外務省北米1課長。01年9月、内閣官房参与として官邸に入り、イラク戦争のさなかの昨年4月、首相補佐官に。「岡本氏が狙われている」とのテロ情報もある中、計4回、イラクを訪問、病院や学校復旧の必要性を現地で確かめた。
最大の誤算は岡本氏を案内して回った奥克彦大使らの殺害事件(昨年11月)。岡本氏は「私の2年半の中でも、衝撃的で心に重いこと」と振り返り、「奥さんを自分の先生として、彼がやってきたことの後を継いでいきたい」と語った。
文民による支援の可能性を探ってきたが、奥大使の事件を境に、進行中の文民支援プロジェクトのほとんどは凍結。常にひとりで策を練る岡本流に、外務省からは「スタンドプレー」という批判も。復興支援の必要性を訴えようとテレビに出演し、かえってねたみや反感を買った面もある。本人は「がんばり過ぎて逆に迷惑をかけることもあり、反省している」と漏らしている。
辞任を認めた首相は29日、「助かりました。感謝してます」と記者団に語った。立命館大学大学院の客員教授でもある岡本氏は4月以降、教壇に立つ機会を増やす一方、引き続き内閣の外交顧問として首相にアドバイスしていく。【古本陽荘】