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[韓国] 大統領弾劾巡り国論二分 各地で大規模集会
2004 年 3 月 16 日
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【ソウル堀信一郎】盧武鉉(ノムヒョン)大統領の弾劾訴追案が可決された韓国で、弾劾の賛否を巡り、国論を二分する事態になっている。週末の13、14日夜には、弾劾反対派が各地で大規模集会を開き、ソウル中心部は騒然とした。警察当局は15日、夜間の大規模集会を禁止し、強制排除することを決めたが、市民団体は強行する構えを見せており、憲法裁判所での判決が出るまで混乱が続きそうだ。
盧大統領の支持勢力は13、14日夜、各地で集会を開き「憲法裁判所は弾劾案を却下しろ」などと叫んだ。ソウルの青瓦台(大統領官邸)近くの大通りでは、数万人がろうそくを持って座り込み、弾劾案を可決した野党を「守旧議会のクーデター」などと非難した。
集会参加者の多くが、盧政権を誕生させた若年層組織のメンバーだが、40〜50代の年齢層もかなり参加していた。
これに対抗するように弾劾に賛成する保守系団体も、今週から大規模集会を開催する方針だ。団体関係者は「我々も5万〜10万人規模の集会を開き、対決する」と述べ、弾劾の賛否を巡って、保革対決の構図が鮮明になっている。
韓国でこうした国論を二分する集会が開かれるのは、02年12月の大統領選前に広がった「反米」と「親米」集会以来のこと。だが今回は、特定の政党や人物を名指しした脅迫事件も発生し、社会不安が広がっている。
こうした事態を受けて警察当局は、夜間の集会は法律で禁止されていることを確認し、今後は夜間集会に解散命令を出すことを決めた。