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民主目玉…“反骨”前レバノン大使に出馬打診
今夏参院選
天木直人氏
民主党が今夏の参院選の比例代表の目玉候補として、前レバノン大使の天木(あまき)直人氏(56)に出馬を打診していることが15日、明らかになった。天木氏は大使在任時、イラク戦争に反対する意見具申を川口順子外相に行い、昨年8月に大使を事実上、クビになった人物。天木氏の行動には当時から賛否両論あるが、民主党執行部の外交センスを物語っているとはいえそうだ。
民主党関係者によると、党執行部がすでに天木氏に接触。天木氏は態度を留保しているが、民主党はイラク戦争に反対する天木氏の姿勢や、かつて小泉政権の外交の中枢にいながら、その地位をなげうった行動力を高く評価している。
天木氏が大使辞任後に出版した著書『さらば外務省!私は小泉首相と売国官僚を許さない』(講談社)はベストセラーとなり、比例代表候補としての知名度も申し分ないと判断している。
だが、大使解雇のきっかけとなった川口外相に充てた公電では、(1)米国の単独攻撃には反対すべき、さもなくば国連による安全保障体制は死滅する(2)イラク攻撃が始まった今、外交によって一日も早く戦争を終結させるべき−との持論を掲げ、大使として資質を問われただけに、民主党としての外交センスも問われる人選と言えそうだ。
天木氏は京大法中退後、外務省入り。アフリカ第2課長、内閣安全保障室審議官、駐オーストラリア公使などを歴任。アフリカ第2課長時代には、南アフリカ共和国のアパルトヘイト(人種隔離)問題に取り組んだ。
ZAKZAK 2004/03/15