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公務員が日本共産党の機関紙を配ったとして、東京地検公安部は5日、東京都中央区、厚生労働事務官で社会保険庁に勤務する堀越明男・年金審査官(50)を国家公務員法違反(政治的行為の制限)の罪で在宅起訴した。
起訴状などによると、堀越事務官は昨年10月19日〜11月3日の土、日曜日や祭日、自宅周辺のマンションのポストなど計126カ所に同党の機関紙などを投函(とうかん)した疑い。同法は、公務員の「政治的行為」を禁じており、「政党の機関紙たる新聞」の配布は、人事院規則で政治的行為とされている。
堀越事務官は今月3日に逮捕されて以来、勾留(こうりゅう)されていたが、同地検は5日、「事実関係を認めている」などとして釈放した。堀越事務官は「一律に政治活動を認めない同法は憲法違反だ」などと話しているという。
(03/05 21:58)
http://www.asahi.com/national/update/0305/045.html