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先月25日に北京で行われた拉致問題に関する日本と北朝鮮の会談の詳細な内容が5日、判明した。北朝鮮は「米朝間の核問題協議が最優先課題。日朝協議はその後だ」と明言し、核問題を拉致より優先的に取り組む姿勢を鮮明にした。北朝鮮が日本を「米国追随」と批判、日本は「自主外交」と強調し、激しい応酬が続き、溝は埋まらなかった。政府は「北朝鮮も拉致問題を解決しなければ米朝関係改善や経済支援も期待できないことは理解した」(外務省幹部)として、次回日朝協議での具体的進展へ全力を挙げる方針だ。
この会談は、北朝鮮の核開発問題をめぐる第2回6カ国協議にあわせ、釣魚台迎賓館で日朝両国の首席代表により1時間20分間行われた。
北朝鮮の金桂冠外務次官は日本の対北朝鮮政策を「(2002年9月の)日朝平壌宣言後、変わった。今は敵視政策を進める米国に追随しているだけだ」と非難。その上で、今後の“交渉順位”に言及した。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004030501001947