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「部族長を日本に招待するのはおかしい」という声が出た市民集会=27日、サマワ市内の映画ホールで
イラク南部サマワで陸上自衛隊の活動を円滑に進めるため、周辺の部族長らを日本に招く小泉首相の構想について、地元有識者グループの間から「部族長はフセイン旧政権に協力した人物が少なくなく、正当な社会の代表とは言えない」と、反対する声が出ている。
サマワでは、占領体制のもとで任命された市評議会メンバーが総辞職し、市政の空白が長引いている。このため、新メンバー選出を求める市民有志らが作った「有識者評議会」が27日、市評議会の選出方法を話し合う集会を市内の映画ホールで開いた。
集まった市民約200人に、紙に書く形で市政への意見を募ったところ、複数が部族長らの日本招待に反対する意見を提出した。
意見を出した一人、元学校長アブド・アルジャバールさん(59)は「部族長は、所属する部族全体の利益でなく、個人的な利益で動いている人物も多い。しかも、多くは旧政権の恩恵を受けていた。もし日本政府が彼らを招待すれば、サマワの市民を敵に回しかねない。そんなことに使うお金があるのなら、道路の舗装にでも回してほしい」と話した。
会社経営者カディム・アルサウディさん(52)も「日本に招待したいのなら、サマワを代表する各層からまんべんなく選ぶべきだ」と話した。
サマワ周辺には主要な部族が20以上ある。小泉首相は16日、「部族長のみなさんに日本に理解をもっていただきたい」と招待構想を語り、イラクでも報道された。 (02/28 15:10)
http://www.asahi.com/international/update/0228/012.html