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『もっとずさんなのは、小泉首相と谷垣財務相:特別会計の予算規模をまったく知らず(笑):来年度予算の審議中でのこの醜態は即刻辞任もんだ!』
( http://www.asyura2.com/0401/hasan33/msg/503.html )
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衆院予算委員会は13日、小泉純一郎首相が出席して3日間行った04年度予算案に対する基本的質疑を終えた。論戦で相変わらず目立ったのは、首相答弁の粗さ。一方の野党も首相の“荒れ球”に的を絞り切れず、参院選を意識して自党の政策アピールに走り勝ちだった。双方の姿勢が、かねて指摘されてきた国会論戦の「劣化」に拍車をかけてしまった印象が強い。【岩崎誠、竹島一登】
■逆ギレ
「これだけ説明しても分かろうとしない。『話せば分かる』なんてのはおかしい、という本があったけどね」
10日、道路公団民営化の政府案を批判する岡田克也・民主党幹事長の質問に首相はベストセラー「バカの壁」の帯にあるセリフを持ち出した。最近得意としている引用だが、軽い口調に議場はヤジが飛び交った。
日本郵政公社が民間生保会社の経営に影響を与える商品を発売したことを12日聞かれた際には「多少のことは(目をつぶって)……」と口走った後、「政治の世界は理論通りにいかない」と開き直った。丁寧な説明とは縁遠い答弁だった。
ただ、イラクへの自衛隊派遣の国会承認を経た論戦は野党にとって「小泉改革」を追及するチャンスだったはずだが、テレビ放映も意識してか、自党の宣伝に走り勝ち。12日質問に立った民主党の枝野幸男政調会長は、首相との論戦より、同党の年金改革案などの説明に長い時間を費やした。
■波紋も
「私は、抵抗感を覚えていない」
首相は10日、靖国神社への第二次大戦のA級戦犯合祀(ごうし)について岡田民主党幹事長が「戦争に責任を持つ人が一緒にまつられていることに抵抗感を覚える」と質問したのに対して、こう反論した。
首相は参拝について「特別にA級戦犯とか、特定の人への参拝ではない」と「素朴な哀悼の意」を強調してきたが、今回の答弁は合祀への理解に一歩踏み込んだものだけに、中国側は反発、小泉政権の対中関係の再構築を目指した神崎武法・公明党代表の訪中にも冷水を浴びせた。
「売り言葉に買い言葉」といった様相の答弁は、どこまで政治的計算に裏打ちされているのか。公明党の東順治国対委員長は13日記者団に対し「党の代表の訪中時になるべく、ああした発言はしないでほしい」と苦言を呈したほどだった。
■深まらない安保論議
「(議論が進めば憲法)解釈において変更するのもいい」(10日、集団的自衛権行使について)
「すっきりした形で改正することで違憲、合憲が分かれる状況をなくした方がいい」(10日、憲法9条問題で)
憲法問題も首相は午前に解釈改憲に柔軟姿勢を示すかと思えば、午後は正面からの9条改憲を提起、「発言の軽さ」も目立った。
ただ、民主党は自衛隊イラク派遣容認論も党内にあるためか、9条問題と密接に絡む武器使用基準などの追及は他党に譲ってしまった。さらに菅直人代表が提起する「国連待機部隊」構想を質問で取り上げるかどうか、党内で意見が分かれたという。安保問題での攻めあぐねる民主党の現状を浮き彫りにした。
[毎日新聞2月14日] ( 2004-02-14-01:04 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040214k0000m010114000c.html