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<英野党>ブレア首相に辞任要求 ミサイル射程「知らぬ」答弁で
【ロンドン岸本卓也】イラク戦争前に英政府が「イラクは45分で生物・化学兵器を配備できる」と国民に報告したミサイルの射程をブレア首相が「知らなかった」と発言したため、野党側が「無責任だ」と首相に辞任を要求する事態に発展している。英国ではイラクの大量破壊兵器の未発見問題を追及する声が日増しに強まっている。
兵器は射程の短い戦術ミサイルを指し、遠い国まで届く戦略ミサイルではなかった。4日の国会審議で野党側が「政府がイラク攻撃を容認する議決案を国会に提出した昨年3月の時点で、45分説が示す兵器が戦術兵器であることを首相は知っていたか」と質問。ブレア首相は「知らなかった」と答えた。「45分説」は政府が02年9月に公表したイラクの脅威に関する報告書の中の最も印象的な文言で、脅威の誇張として批判を受けていた。
最大野党・保守党のハワード党首は5日、BBCラジオに出演し、「自分が宣伝した敵国の武器の威力を知らずに自国の兵士を戦場に送った首相の責任は重大だ」と首相に辞任を要求した。メディアも首相の発言を大きく取り上げ、ブレア政権の情報操作疑惑に対する国民の不信感の根強さを示した。
「45分説」が公表された際に、大衆紙サンなどが「イラクのミサイルはキプロスの英軍基地まで届く」などと報道し、英国本土もミサイル攻撃を受けると恐怖感を覚えた国民も多かった。国民に正しい情報を伝えないまま戦争に導いた疑惑が強まる中でブレア首相の誠実なイメージの崩壊が続いている。(毎日新聞)
[2月6日12時57分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00001053-mai-int